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ベートーヴェン/リスト編/交響曲全集(ピアノ・ソロ版,6CD)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)/フランツ・リスト編ピアノ版:
CD1:交響曲第1番、交響曲第2番
CD2:交響曲第3番「英雄」
CD3:交響曲第4番、交響曲第5番「運命」
CD4:交響曲第6番「田園」
CD5:交響曲第7番、交響曲第8番
CD6:交響曲第9番「合唱」


シプリアン・カツァリス(ピアノ)   録音:1981-1988年

ベートーヴェン/リスト編/交響曲全集(ピアノ・ソロ版,6CD)

価格:

3,310円 (税込)

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TELDEC【ドイツ輸入盤】

1981年から1988年にかけて1枚ずつじっくり時間をかけて録音されたカツァリスのピアノによるベートーヴェンの交響曲全集をセット化したもの。どんな曲もピアノ独奏用に編曲してしまうフランツ・リスト(1811-1886)の作品の中で、ベートーヴェンの交響曲ほどユニークなものはないかも知れません。アレンジがユニークというよりも、むしろ原曲のオーケストラのイメージがあまりに強すぎて、ピアニステックに演奏されることに違和感を感じるのでしょう。しかし、当時流行していた音楽をいち早く聴衆へ聴かせるというサービス的な意味もあり、レコードもラジオもなく、オーケストラを聴く機会さえも滅多になかった時代には、こうしたピアノ・トランスクリプションは大いにもてはやされました。リストの編曲は、オーケストラのスコアを1台のピアノへ置き換えるために、非常に技巧的で音の洪水のような華やかさを備えていますが、同時に濃厚なロマンチシズムは失わず、原曲の良さを巧みに活かした立派なピアノ作品へと生まれ変わっており、ワーグナーの「イゾルデの愛の死」やヴェルディの「リゴレットによる演奏会用パラフレーズ」などは、現在も人気の高いレパートリーとなっています。
リスト編曲によ個性を盛り込んでいるため、ベートーヴェンの音楽を聴くというよりも、むしろリスト=カツァリスの共編を聴くような心地にさせられます。そのため、ベートーヴェンの交響曲ファンよりも、ピアノ・ファンやピアノという楽器に精通した方にこそ、その凄さと愉しさがより理解できるのかも知れません。

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