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モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集(2CD)

CD1:
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」


CD2:
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
協奏交響曲 変ホ長調 K.364(*)


アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン、指揮)/ロンドン・フィル
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ(*))

録音:2005年7月、ロンドン、アビーロード第1スタジオ

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集(2CD)

価格:

2,699円 (税込)

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DG【ドイツ輸入盤】

アンネ・ゾフィー・ムターがロンドン・フィルを弾き振りしたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集。カラヤンに見い出されて弱冠14歳でメジャー・レーベルにデビューした時のアルバムがやはりモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番と第5番でした(意外なことに、これはカラヤンにとって唯一のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲のセッション録音)。このデビュー録音は、14歳とは信じられない豊かな天分を感じさせる名演で今もなお現役盤として人気の高いディスクですが、あれから27年の歳月を経て、一段と成熟したモーツァルトを聴かせてくれます。カラヤンと共演した録音ではどうしても帝王の主導権が強く感じられるゴージャスな演奏でしたが、このアルバムはムターの弾き振りであるだけに、ムター自身の意図が隅々まで行き渡り、艶やかで明るい音色と豊かな表現力が発揮された個性的なモーツァルトとなっています。ピリオド奏法ががもてはやされる昨今の演奏スタイルにハッキリ背を向けたムターは、時に官能的にネットリと歌い、ヴィヴラートをたっぷり用いて、大人の女性らしいロマンチックな表情で聴き手を魅了します。また、カデンツァにさまざまなヴァージョン(フランチェスカッティやヨアヒムのもの)を取り込んで演奏している点でも注目です。好き嫌いはハッキリ分かれそうですが、以前より格段に深みと繊細さを増した音色と果敢な表現力などムターの豊かな音楽性が十分に発揮されている事は間違いありません。
さらに、ムターの親友で当代随一のヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットを迎えての「協奏交響曲」が素晴らしい演奏です。優しく包み込むような美音のバシュメットとムターの音色は驚くほど均質で、表現もピッタリ一致しています。ヴァイオリンとヴィオラの違いが生み出すスリリングな共演も面白いですが、こういった2人がピッタリ寄り添いあった協奏交響曲もなかなか素敵。バシュメットのセンスに合わせているのか、ヴァイオリン協奏曲ほどムターの個性が前面には出てこず、優雅なロココ調のひたすら美しい演奏になっています。

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