ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)：
CD1
・ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
・ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
・ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
・ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
CD2
・ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
・ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051
・管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066
CD3
・管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
・管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068
・管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069
トレヴァー・ピノック（指揮）／イングリッシュ・コンサート
録音：1982年4月（ブランデンブルク）、1978年6月＆1979年8月（管弦楽組曲）
ARCHIV【ヨーロッパ輸入盤】
オリジナル楽器演奏が本格化し、人々のあいだに時代考証された演奏で聴く古楽の面白さを広めることに大きく力を尽くしたことでも知られるトレヴァー・ピノック(1946-)。現在も古楽界の重鎮として活躍し続け、どちらも再録音も行っていますが、このアルバムが録音された1980年前後のピノックは、覇気とパワーを放射するような輝きのある演奏をしていました。「ブランデンブルク協奏曲」も「管弦楽組曲」もリリース時から大評判となったもので、今聴いても実に鮮度が高く魅力的な演奏です。やや速めのテンポと弾力あるリズム、そして華やかで明るい響きと優れたバランスにより、活力に満ちた音楽を作り上げており、気心の知れた仲間たちと和気あいあいの演奏ぶりが目に浮かぶようです。録音から30年経ったとはとても信じられないほど音質も良く、長らく愛聴できる永遠のスタンダードとしての地位は全く揺るぎません。「ブランデンブルク協奏曲」や「管弦楽協奏曲」を初めて聴かれる方には、最初の一枚としてオススメです。もちろんピノックの旧盤を聞き逃していたという方は、ぜひお試しを。
