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アルビノーニ/5声の協奏曲集 Op.9(全12曲,2CD)

トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
CD1:
1~3.ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 Op.9-1
4~6.オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.9-2
7~9.2つのオーボエのための協奏曲 ヘ長調 Op.9-3
10~12.ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.9-4
13~15.オーボエ協奏曲 ハ長調 Op.9-5
16~18.2つのオーボエのための協奏曲 ト長調 Op.9-6

CD2:
1~3.ヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 Op.9-7  
4~6.オーボエのための協奏曲 ト短調 Op.9-8
7~9.2つのオーボエのための協奏曲 ハ長調 Op.9-9 
10~12.ヴァイオリンのための協奏曲 ホ長調 Op.9-10
13~15.オーボエのための協奏曲 変ロ長調 Op.9-11  
16~18.2つのオーボエのための協奏曲 ニ長調 Op.9-12


クリストファー・ホグウッド(指揮)/エンシェント室内管弦楽団
アンドルー・マンゼ(バロック・ヴァイオリン)
アルフレード・ベルナルディーニ、フランク・ドゥ・ブリュイヌ(バロック・オーボエ)

録音:1994,1997年

アルビノーニ/5声の協奏曲集 Op.9(全12曲,2CD)

価格:

2,343円 (税込)

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DECCA【ヨーロッパ輸入盤】

アルビノーニ(1671-1751) は、有名なヴィヴァルディとほぼ同じ時代にイタリアのヴェネツィアで活躍した作曲家で、「アダージョ」がバロックの名曲としてよく知られています。同様に「オーボエ協奏曲」もたいへん人気があり、これらはいずれも「5声の協奏曲 Op.7」と「5声の協奏曲 Op.9」という2つの作品群の中に含まれているものです。「5声の協奏曲集 Op.9」は、2曲目のオーボエ協奏曲が突出して有名になっているものの、実際はヴァイオリン協奏曲とオーボエ協奏曲、そして2台のオーボエ協奏曲を順番に演奏していくというスタイルを取っている協奏曲集です。
このアルバムは全12曲が揃っており、ピリオド楽器による優雅な「5声の協奏曲」を楽しむことが出来ます。バロック・オーボエの名手アルフレード・ベルナルディーニは、アンサンブル・ゼフィロを率いて近年次々に優れたアルバムをヒットし続けています。一方のフランク・ドゥ・ブリュイヌは、エンシェント室内管弦楽団のオーボエ奏者を長く務めています。バロック・オーボエのちょっと鼻にかかったような優雅で牧歌的な音色は、現代の楽器では甘くロマンチックになりすぎるアルビノーニの音楽の原点を示しているようで、興味深いところです。また、ヴァイオリンがアンドルー・マンゼというのも豪華。マンゼは今や押しも押されもせぬバロック・ヴァイオリンの名手となり、ピノックのイングリッシュ・コンサートのリーダーとして活躍し、ピノック引退後にはその音楽監督に就任しました。ホグウッドの指揮も速めのテンポと軽快なリズムが爽快です。とはいえ昨今のイタリア系の激しいドラマチックな表現やドイツ系のような重厚さはなく、古楽器らしい繊細さと穏やかさを備えた優雅な演奏なので、多くの方に心地よく聴いていただけることでしょう。「5声の協奏曲集 Op.9」の代表的なアルバムですが、現在は国内盤・輸入盤ともに入手困難な状態が続いています。

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