フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
CD1:交響曲第1番 ハ長調 Op.11/交響曲第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」
CD2:交響曲第2番 変ロ長調 Op.52「賛歌」
CD3:交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」/交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) /ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
エディト・マティス、リゼロッテ・レーブマン(ソプラノ)
ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール)、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
録音:1971-1972年
DG【ドイツ輸入盤】
帝王カラヤンが全盛期に録音した唯一のメンデルスゾーン交響曲全集。カラヤンらしいシンフォニックな音楽の作り方がハッキリ現れており、大規模な交響曲第2番「賛歌」や人気の高い第3番「スコットランド」をはじめ、ゴージャスで壮麗なメンデルスゾーンという点で最高ランクのものでしょう。ベルリン・フィルの緻密なアンサンブル、輝かしい金管と迫力のあるティンパニ、オーケストラの土台を支える重厚な低音を武器に、美しく磨き上げられたブリリアントな響きはさすがとしかいいようがありません。また、メンデルスゾーンの音楽がもつ抒情性や歌謡性を表現しつくしており、ロマンチックな香りも豊か。地味に聞こえがちな第5番「宗教改革」でさえ、神秘的なまでに美しい響きで格調高く聴かせてくれます。
当時グラモフォンが精魂を傾けた録音も優秀で、デジタル録音よりも70年代のアナログ録音のきめの細かさに驚かされます。スリムボックスなのでメール便での発送も可能です。