リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
CD1:
1-9. 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30 トマス・ブランディス(ヴァイオリン) 録音:1983年
10. 交響詩「ドン・ファン」 Op.20 録音:1982年
11-13. オーボエ協奏曲 ニ長調 ローター・コッホ(オーボエ) 録音:1969年
CD2:
1-12. 交響詩「ドン・キホーテ」 Op.35
アントニオ・メネセス(チェロ)、レオン・シュピーラー(ヴァイオリン)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ) 録音:1986年
13. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op.28 録音:1986年
14. 歌劇「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」 録音:1973年
CD3:
1-6. 交響詩「英雄の生涯」 Op.40 レオン・シュピーラー(ヴァイオリン) 録音:1985年
7. 交響詩「死と変容」 Op.24 録音:1982年
CD4:
1-22. アルプス交響曲 Op.64 録音:1980年
23-25. ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 ノルベルト・ハウプトマン(ホルン) 録音:1973年
CD5
DG【ドイツ輸入盤】
帝王カラヤンが生前最も得意としたレパートリーの一つであるリヒャルト・シュトラウスの録音をまとめた豪華5枚組。複数回録音したものはより新しい方を収録しており、に久々の復活となる「ドン・キホーテ」や「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、トモワ=シントウとの「4つの最後の歌」など1980年代なかばの名盤2枚を含み、名演の誉れ高いローター・コッホとの「オーボエ協奏曲」まで収めるというゴージャスな内容です。かつては単売でもセットでもこれだけ揃えるのに1万円以上はかかったものなので、オールド・ファンには悔しいほどですが、これからカラヤンのR・シュトラウスを聴いてみたいという方には実においしいセットです。
演奏はカラヤン絶頂期のものだけにR・シュトラウスの優れたオーケストレーションを最大限に活かしきった名演揃いで、R・シュトラウスの管弦楽曲のアルバムとしては必ずベストに挙げられるものばかりです。特に「英雄の生涯」や「ツァラトゥストラ」は、この作品を得意とし何度も取り上げたカラヤンの結論的名演とされるものであり、また、唯一の録音にして至高の名演となった「アルプス交響曲」もいまだに色褪せぬ素晴らしい演奏です。