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モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集(2CD)

CD1:
ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216

CD2:
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」


ギドン・クレーメル(ヴァイオリン,指揮)/クレメラータ・バルティカ

録音:2006年8月11日、ザルツブルク、モーツァルトのための劇場(ライヴ)

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集(2CD)

価格:

2,852円 (税込)

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NONESUCH【アメリカ輸入盤】

2006年のザルツブルク音楽祭で行なわれた「モーツァルトのための劇場」(旧ザルツブルク祝祭小劇場)でのマラソン演奏会を収録したライヴ録音。名ヴァイオリン奏者ギドン・クレーメルと彼の率いるクレメラータ・バルティカは、そこでモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全5曲を演奏しました。クレーメルがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を録音するのは、20年以上前にアーノンクール指揮ウィーン・フィルと録音して以来となります。ちょうどこの録音の2日前にも、クレーメルはニューヨークのリンカーン・センターで開かれたモストリー・モーツァルト・フェスティヴァルで、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の全曲演奏を行ないました。それを評したニューヨーク・タイムズ紙は、「どんなによく知られた作品であろうとそれを完全に自分だけのものにし、その最も重要な細部をほかのどのヴァイオリニストとも違うやり方で演奏できる彼の能力、それでいながら作品の精神からも形からも決して逸脱しないでいられる能力」を絶賛しています。
今から20年以上も前に録音されたクレーメルとアーノンクールが共演した全集は、斬新な解釈と切れ味の良い表現によって、従来のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲演奏とは一線を画す画期的な名演として知られています。その斬新かつ個性的な演奏は、指揮者のアーノンクールのアプローチに負うところが大きかったようですが、今回の録音はクレーメル自身が弾き振りをしているだけに、クレーメルの個性が前面に出た名演といえるでしょう。クレーメルらしい鋭く厳しい表現が時々見受けられ、同時にピリオド奏法の影響も感じさせ、やはり独特のヒンヤリとした佇まいをもったモーツァルトになっています。細部まで精緻に表現し尽くしてもなおイキイキした表情を保っており、どの曲も全く飽きさせません。クレメラータ・バルティカの統率のとれたアンサンブルとギリギリまで絞ったタイトな響きは、もはや室内楽的ともいえるほどですが、音色はあくまで優美で、爽快で心地よい伴奏も立派。「小粒でもピリリと辛い」フレッシュで愉しいモーツァルトです。
なお、当盤でクレーメルが演奏しているカデンツァは、すべてロバート・D・レヴィンがクレーメルのために書き下ろしたものを使用しており、さらにクレーメルが使用している楽器は、最近手に入れたニコロ・アマーティ1641年製ヴァイオリンとのことで、いろいろな点で注目に値する内容です。音楽之友社主催の2009年度の第47回「レコード・アカデミー賞」大賞で銀賞受賞した名盤。薄型の紙製ケースです。

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