ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
《忠実な音楽の師より》
1-3. ソナタ ヘ長調 TWV41:F2
4-7. ソナタ 変ロ長調 TWV40:111
8-11. ソナタ ヘ短調 TWV41:f1
12-15. ソナタ ハ長調 TWV41:C2
《音楽の練習帳より》
16-19.ソナタ ニ短調 TWV41:d4
20-22.ソナタ ハ長調 TWV41:C5
ミカラ・ペトリ(リコーダー)、アンソニー・ニューマン(ハープシコード)
録音:2013年2月14日、ニューヨーク、ベドフォード、聖マシュー教会
OUR RECORDINGS【デンマーク輸入盤】
「バッハの大司祭」と呼ばれる、アメリカを代表するオルガン&チェンバロ奏者アンソニー・ニューマンと、「リコーダーのファースト・レディ」ミカラ・ペトリの対決…ではなく競演。この歴史的な瞬間に立ち会う喜びをお届けいたします。「忠実な音楽の師」に含まれるリコーダーソナタは、もともと家庭で手軽に楽しめる音楽をまとめた曲集ですが、中には驚くほど高度なテクニックを要する曲も含まれています。このリコーダー曲もそんな作品で、誰もが簡単に演奏できる(ような気がする)リコーダーがこんなにも独創的に使われているのは、まさに驚くばかりです。ペトリの演奏はバロック的な奏法よりもモダンの奏法に近いもので、音色にタメがなくストレートに伸びていくものであり、実はこの吹き方でこの曲を演奏することはとても困難なのです。またニューマンのハープシコードが即興的で柔軟で…。天才のひらめきを存分に味わえる1枚です。
ミカラ・ペトリ(1958-)はデンマーク生まれの世界的なリコーダー奏者。彼女は3歳でリコーダーを始め、1969年にはすでにソリストとしてデビューして話題になりました。彼女はソリストとして多くの有名オーケストラと共演し、膨大なレコーディングを行っています。薄型デジパック・ケースです。