カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

B・A・ツィンマーマン/チェロ協奏曲、アンティフォネン、即興曲、フォトプトシス

ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
1. チェロ協奏曲(パ・ド・トロワの形式による;1956/1966)
2-3. アンティフォネン(ヴィオラと25の楽器のための;1961)
4. 管弦楽のための即興曲(1958)
5. フォトプトシス(大管弦楽のための前奏曲;1968)


ハンス・ツェンダー(指揮)/ザールブリュッケン放送交響楽団
ジークフリート・パルム(チェロ)、エッカルト・シュロイファー(ヴィオラ)

録音:1971-1980年

B・A・ツィンマーマン/チェロ協奏曲、アンティフォネン、即興曲、フォトプトシス

通常価格:
1,884円(税込)
価格:

1,528円 (税込)   <18%OFF>

[ポイント還元 15ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

CPO【ドイツ輸入盤】

オペラ「軍人たち」で知られるドイツの現代作曲家ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970)の管弦楽曲や協奏曲などを集めた1枚。1956年には国際現代音楽協会(ISCM)ドイツのプレジデントとなり、翌年にはフランク・マルタンの後任としてケルン音楽大学の作曲科の教授になるなど、ドイツの現代音楽の巨匠となりました。もともとは新古典主義の作風でしたが、やがて十二音技法を導入し、様々な前衛イディオムと過去の音楽文化を折衷した独自の様式を生み出しました。いかにも現代音楽らしい尖った表現とパワフルな響きは苦手な方も多いかも知れませんが、スケールの大きい複雑なオーケストレーションや先駆的な楽器奏法は今なお新鮮。
「パ・ド・トロワの形式による」というサブタイトルが付いている「チェロ協奏曲」では、ひとつの音楽単細胞から、魔術的なまでの力をもつ怪物的音楽を作り上げます。チェロ独奏には超絶技巧が要求されており、ジークフリート・パルムの気合いの入った演奏も圧巻です。「アンティフォネン」でのヴィオラも超絶的な難しさながら、普段は耳にすることない刺激的な音響はなかなか格好いいものです。晩年の傑作「フォトプトシス」は、ツィンマーマンの特徴である、引用の技法がふんだんに用いられており、バロックからロマン派、さらに民俗音楽、ジャズなど様々なジャンルの音楽のエッセンスが隠し画のように取り入れられています。しかし単なるコラージュではなく、息苦しくなるような緊張感あふれる濃密な音楽です。ドイツの名指揮者ツェンダーの演奏もたいへん立派。ツェンダー自身も作曲家でもあり、シェルシやフェルドマンの作品をはじめ現代音楽を積極に取り上げ続けているスペシャリストです。

ページトップへ