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「双頭の鷲の旗の下に」~サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊

1. ヴェットゲ/クロンシュタット行進曲(1891)
2. リムスキー=コルサコフ/トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲
3. レヴィ/大ロシア幻想曲(ピストンコルネットのためと吹奏楽のための)
4. ヴォロンコフ/イヴァノヴィチのワルツ「ドナウ川のさざ波」による幻想曲
5. ボロディン/オペラ「イーゴリ公」から だったん人の踊り
6. チャイコフスキー/大序曲「1812年」
7. ブロン/行進曲「サンクトペテルブルク万歳」(1903)


アレクセイ・カラバノフ(指揮)/サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊
マクシム・イグナチエフ(トロンボーン)、スタニスラフ・イルチェンコ(ピストンコルネット(+))

録音:1999年12月9日、エルミタージュ劇場、ライヴ

「双頭の鷲の旗の下に」~サンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊

価格:

1,987円 (税込)

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RUSSIAN LYRE【ロシア輸入盤】

ロシアのサンクトペテルブルク海軍本部軍楽隊によるコンサート・ライヴの録音。ミリタリー・バンドといえば、マーチばかりをやっているイメージですが、2つの行進曲はもちろん素晴らしく、演奏のレベルもなかなかのものです。「クロンシュタット行進曲」や「サンクトペテルブルク万歳」などは有名な作品かどうか寡聞にして知りませんが、かなりかっこいいマーチで、締めくくりの「サンクトペテルブルク万歳」がピチピチと元気の良い演奏なのに驚き。また、あまり有名ではないものの、ヴォロンコフの『イヴァノヴィチのワルツ「ドナウ川のさざ波」による幻想曲』が秀逸。「ドナウ川のさざ波」自体はロマンチックな名旋律で知られていますが、それをもとにドラマチックでさらに美しく変化に富んだニューサウンズ風の作品に仕上げています。各奏者のソロも巧く、中間部の夢見るようなヴィヴラフォンのソロとバンドのメンバーたちのハミングによる歌がとてもきれい。楽譜が手に入るものなら、ぜひ日本でも演奏して欲しいと思うほど。
有名どころでは「だったん人の踊り」や大序曲「1812年」あたりは、ロシアの定番レパートリーでしょう。アインザッツが意外に大雑把ですが、よくこなれた演奏で「1812年」の最後のチャイムがとてもユニーク。ロシア海軍の軍人でもあったリムスキー=コルサコフが、海軍軍楽隊の監督官を務めていた頃に作曲された「トロンボーン協奏曲」はまさに本場の演奏。トロンボーン奏者にとって重要なレパートリーとなっており録音も多いので、それらと比肩するとちょっと技術的に劣るかも知れませんが、元気あふれる演奏です。むしろコルネット・ソロが活躍するレヴィの「大ロシア幻想曲」の方が甘く切ないメロディーとコサック風のリズムの応酬で楽しませてくれます。

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