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タンスマン/ピアノを弾く子供たち(第1~4巻,全曲)

アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):ピアノを弾く子供たち
1-12. 第1巻「ミレイユと動物たち」
13-20. 第2巻「キオスクの前のマリアンヌ」
21-28. 第3巻「架空のバス」
29-34. 第4巻「望遠鏡で」


エルジビェタ・ティシェツカ(ピアノ)

録音:2009年7,8月、ウーチ・フィルハーモニー、ヘンリク・チシ記念室内楽ホール

タンスマン/ピアノを弾く子供たち(第1~4巻,全曲)

価格:

2,138円 (税込)

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ACTE PREALABLE【ポーランド輸入盤】

アレクサンドル・タンスマン(1897-1986)は、ポーランドに生まれましたが22歳の時にパリ移住し、ピアニスト・作曲家として活躍したという、ショパンに似た経歴を持つ作曲家。最近は取り上げられる機会が増えつつあるものの、まだまだ日本では知名度は高いとはいえません。管弦楽曲や室内楽曲などたくさんの作品がありますが、頻繁に演奏されているギター作品にくらべピアノ作品の録音は珍しいものです。
タンスマンの「ピアノを弾く子供たち」の全4巻を集めたこのアルバムは、世界初録音というたいへん貴重なものです。この作品群は、子供たちが学校で習う理論的なピアノ実技と、実際にレパートリーとなる大作曲家たちの作品との間にある酷いギャップを埋めるためにタンスマンが書いたまさに子供のためのピアノ曲集。第1巻は技術的にはとても易しく書かれており、ひよこや蝶々、かたつむり、蛙といった小動物を描写しています。第2巻も技術的には易しく、フィガロやル・モンドといった新聞紙がモチーフに、また第3巻は技術が中程度となり、ノートルダム、オペラ、エトワールといったパリ市内の名所がモチーフとなっています。第4巻は技術的にも難しくなり、火星や金星、牡牛座、大熊座と小熊座といった星々を描写しており、いずれもファンタジーあふれる愉快で美しい音楽です。なお、ミレイユとマリアンヌはタンスマンの娘たちの名前で、いかに彼が愛情深かったかうかがい知ることができます。演奏しているエルジビェタ・ティシェツカは、ポーランドの女性ピアニストで先んじて「マズルカ全集」のレコーディングを完成したという快挙を成し遂げたタンスマンのスペシャリストといってよい存在。フランスのエスプリを感じさせる洒落たタンスマンの音楽はとても魅力的で、このアルバムによりタンスマン・ファンが今後さらに増えそうです。オススメです。

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