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クロンマー、フンメル/ファゴットと弦楽のための室内楽作品集【SACD】

1-4. クロンマー(1759-1831)/ファゴット、2つのヴィオラとチェロのための四重奏曲 変ロ長調 Op.46 No.1
5-8. クロンマー/ファゴット、2つのヴィオラとチェロのための四重奏曲 変ホ長調 Op.46 No.2
9-12. フンメル(1778-1837)/2つのヴィオラとチェロのための三重奏曲 ト長調


アイランド〔ピリオド楽器使用〕
 ジェーン・ガワー(ファゴット)
 アントワネット・ローマン、ガリーナ・ジンチェンコ(ヴィオラ)、ジェニファー・モルシェス(チェロ)

録音:2006年4月、オランダ、ブニク、村の教会

クロンマー、フンメル/ファゴットと弦楽のための室内楽作品集【SACD】

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ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】

フランツ・クロンマー(フランチシェク・クラマーシュとも)(1759-1831)はチェコ生まれの作曲家。ほぼモーツァルトと同世代で、とりわけクラリネットのための作品が多く、有名なクラリネット協奏曲をはじめとしてたくさんの優れた作品があります。木管奏者の間では人気があり、欧米では演奏や録音される機会が多いようです。クロンマーは地味な作曲家だと思われがちですが、モーツァルトのような美しい響きや旋律も豊富で、しかも大胆で劇的な面もあります。この2曲の「ファゴット四重奏曲」は、ソロ・ファゴット意外はヴィオラ2本とチェロというちょっとユニークな編成なので、中低音ばかりのサウンドとなります。しかし、4人組のアンサンブル「アイランド」による演奏は、キビキビした軽快な表現が素晴らしく、ピリオド楽器の優雅な響きも手伝って、モーツァルトにも匹敵する愉悦に満ちた音楽を心地よく楽しませてくれます。ジェーン・ガワーのファゴットも弦楽器に埋もれることなく、華やかなソロを披露しています。
一方のヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)は、ベートーヴェンの友人としてまた良きライバルとして同時代を生き、モーツァルトの弟子としてはピカイチの存在でした。当時の大作曲家たちと親交を結び、ウィーンでピアニスト兼作曲家として活躍して大いに人気を集め、門下にはメンデルスゾーンなどもいます。彼の作品は管弦楽曲や協奏曲、宗教音楽などあらゆるジャンルに及んでいますが、とりわけピアノ界での業績は大きく、易しい作品や練習曲などはいまでも愛され続けています。フンメルの作品といえば、以前はピアノ独奏曲ばかり取り上げられていましたが、近年になって協奏曲や室内楽曲、声楽曲なども相次いで録音されるようになり、再評価が一気に進みました。その中でも「2つのヴィオラとチェロのための三重奏曲」は、編成のユニークさもあってかなり珍しい録音となります。ベートーヴェンの初期の室内楽作品を思わせるような格調の高い美しい音楽ですが、最後にふとモーツァルトの「魔笛」のメロディを忍び込ませるユーモアも有ります。
ファゴット奏者のジェーン・ガワーはオーストリアに生まれ、オランダ国家給費留学生として王立ハーグ音楽院を卒業後、数々のピリオド楽器オーケストラで活躍し、2005年からはガーディナー率いるイングリッシュ・バロック・ソロイスツおよびレヴォリューショネル&ロマンティーク管の首席ファゴット奏者を務めています。高名なクラリネット奏者エリック・ホープリチのアンサンブル・ナハトムジークにも参加して、クロンマーをはじめ古典派のアンサンブル曲にも精通しています。
マルチチャンネルSACDで聴けるのも大きなメリットです。ハイブリッド盤ですので、通常のCDプレイヤーでももちろん大丈夫です。

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