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ウィーンのオーボエ四重奏曲集~ミーチャ、モーツァルト、クロンマー、ヴァンハル【SACD】

1-4. フランチシェク・アダム・ミーチャ(1746-1811)/オーボエ四重奏曲 ハ長調
4-6. モーツァルト(1756-1791)/オーボエ四重奏曲 ヘ長調
7-9. フランツ・クロンマー(1759-1831)/オーボエ四重奏曲第2番 ヘ長調
10-13. ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1813)/オーボエ四重奏曲 ハ長調


アンサンブル・ラプソディ
 ミヒャエル・ニーゼマン(オーボエ)、ポーリン・ノブズ(ヴァイオリン)
 レイチェル・イッサーリス(ヴィオラ)、ニコラス・セロ(チェロ)

録音:2009年3月2-5日、ドイツ、ホンラート、福音教会

ウィーンのオーボエ四重奏曲集~ミーチャ、モーツァルト、クロンマー、ヴァンハル【SACD】

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2,648円 (税込)

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ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】

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18世紀ウィーン古典派のオーボエ四重奏曲を4曲集めたアルバムです。モーツァルトのオーボエ四重奏曲は演奏機会も多い有名な作品であり、クロンマーやヴァンハルの作品もオーボエ・ファンの方にはすでにお馴染みの方も多いでしょう。
フランツ・クロンマー(1759-1831)は、ウィーンで活躍したチェコ・モラヴィア地方出身の作曲家(チェコ名はフランチシェク・クラマーシュ)で、ほぼモーツァルトと同世代。なかなか革新的な作風で知られ、当時はベートーヴェンの最大のライヴァルと見なされていました。クラリネットやオーボエを生かした木管作品が多く、オーボエ協奏曲やパルティータ(木管八重奏)などは根強い人気を誇っています。クロンマーのオーボエ四重奏曲は、古典的で明確なスタイルながら、ロマンチックな旋律や劇的な表現も多くみられ、とても聴き応えがあります。
ボヘミア出身の作曲家ヤン・クシュチテル・ヴァンハル(1739-1813)は、ディッタースドルフに作曲を学び、のちにウィーンで音楽教師として、また作曲家として活躍しました。作曲だけで生計を立てることのできた最初の作曲家だったと言い伝えられており、生前は彼の交響曲や弦楽四重奏曲などがさかんに演奏されていました。大変な多作家であったにもかかわらず、現在ではコントラバス協奏曲やいくつかの交響曲が演奏されるくらいですが、近年再び脚光を浴びはじめています。ヴァンハルはオーボエ四重奏曲を少なくとも6曲残しており、このハ長調のオーボエ四重奏曲(第6番)は、いかにも古典派らしい明朗で伸びやかな作風は、誰が聴いても心地よい音楽です。技巧的にもオーボエの華やかな見せ場も多く、プレイヤーにも人気があったことでしょう。
最も馴染みの薄いフランチシェク・アダム・ミーチャ(1746-1811)もやはりモラヴィア出身の作曲家で、ウィーンで法律を学び、21才でオーストリア帝国の役人になり各地に転勤、ポーランドの侵攻で半年の捕虜生活も体験しましたが、結局42年間も勤続しました。2足の草鞋を全うした音楽人生ですが、モーツァルトやヨーゼフ2世に愛され、死の前年には騎士に叙せられるほどでした。
演奏している「アンサンブル・ラプソディ」は、古楽器を用いているため、18世紀当時のムードたっぷり。特にオーボエの温かみのある可愛らしい音色と、弦楽器の典雅な響きのバランスが秀逸で、聞き慣れたモーツァルトでさえ新鮮!ミーチャやクロンマー、ヴァンハルも他録音にはないレトロな感覚が音楽にマッチしていて、子犬や子猫を思わせるような愛らしい演奏になっています。また、このアルバムのケースにはコーヒー豆が4粒収められていてビックリ。18世紀にウィーンで大流行したコーヒーと4人の作曲家を掛けたのでしょうか?音質も非常に優秀。SACDハイブリッド仕様なので、通常のプレイヤーでもお楽しみいただけます。

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