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リャードフ/ピアノ作品集

アナトーリ・リャードフ(1855-1914):
  マズルカ Op.3 No.4/前奏曲 Op.10 No.1/マズルカ Op.9 No.2
  前奏曲 Op.11 No.1/マズルカ Op.11 No.3/2つのバガテル Op.17;苦悩,田園
  マズルカ Op.15 No.1/同 Op.15 No.2/昔のこと(バラード)Op.21
  前奏曲 Op.24 No.1/牧歌 Op.25/バガテル Op.30/前奏曲 Op.40 No.3
  田舎風マズルカ Op.31 No.1/前奏曲 Op.31 No.2/4つの前奏曲 Op.46
  なじみのポロネーズによる変奏曲 Op.51/3つのバレエ小品 Op.52
  3つのバガテル Op.53/カンツォネッタ Op.48
  3つの小品 Op.57;前奏曲,バレエ,マズルカ


佐野恵(ピアノ)

録音:2003年9月15-16日、12月8-9日、2004年2月11-12日、
    南西ドイツ放送協会カールスルーエ・スタジオ

リャードフ/ピアノ作品集

価格:

2,400円 (税込)

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ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】

ドイツを本拠に活躍する佐野恵の素敵なリャードフのアルバム。ブライトコップフ版の校訂者として高名なヨアヒム・ドラーハイムの構想に基づいて制作され、知られざる作品を復興する運動の1つとなっています。
ロシアの作曲家アナトーリ・リャードフ(1855-1914)は、同時代の「ロシア五人組」などの音楽家から高い評価を得たほど作曲技術は素晴らしいものがあり、特にムソルグスキーやリムスキー=コルサコフからその才能を買われていました。「キキモラ」や「バーバ・ヤガー」などの管弦楽曲はいまでもロシアでは大変愛されていますが、リャードフはピアノの腕前が相当のものだったらしく、ピアノ作品は膨大な数を残しているそうです。ロシア音楽としては最もファンタジックで繊細といえるリャードフらしく、そのピアノ作品はとにかく響きが美しく、ショパンの影響が色濃く感じられるほど。佐野恵のピアノもとても綺麗な音色で、純朴なリャードフに相応しい誠実な演奏です。
以下、曲目解説からの抜粋です。

「アナトーリ・リャードフはムソルクスキーやスクリャービンなどの周囲の作曲家やショパンなどの西欧の模範に倣いながらも、ロシアの民俗芸能と結びついたリズムや旋律で独自の語法をピアノ作品で達成した。これらの作品は簡潔で明解な形成により細密画の巨匠の手によることを示し、作曲技法の最高峰に立ち、19世紀末期において未来を啓示するものであった。彼の音楽の中でロマン派を受容している点だけに目を向けず、この殆ど知られずにいた作曲家がどんなに特異でまた興味深い人物であり、ペテルスブルグ楽派を代表し、典型的に「ロシア風」であったかが認識できれば、彼の真の価値が理解できるだろう。彼の作品では既に近代音楽への道がほのかに示され、セルゲイ・プロコフィエフやイゴール・ストラヴィンスキーへと通じている。」
ブックレットには解説の日本語訳も収録されています。

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