１．ラヴェル：ハバネラ形式のヴォカリーズ（カトリーヌ編曲）
２～４．ファリャ：スペイン舞曲（クライスラー編曲）／パントマイム（コハンスキ編曲）／火祭りの踊り（同）
５．６．ラヴェル：ハバネラ（クライスラー編曲）／乾杯の歌（モストラス編曲）
７．８．ドビュッシー：月の光（ルレンス編曲）／亜麻色の髪の乙女（ハルトマン編曲）
９～12．ドビュッシー：若々しい組曲［パントマイム/月の光/ピエロ/幻影］（モストラス編曲）
13．14．グラナドス：ソナタ／アンダルーサ（クライスラー編曲）
15．サン=サーンス：アヴァネーズ（ハバネラ）ホ長調 Op.83
16．ドビュッシー：美しき夕暮れ（ハイフェッツ編曲）
ミロスラフ・ヴィリーメツ（ヴァイオリン）、ヴラジスラフ・ヴィリーメツ（ピアノ）
録音：2003年4月16日（ライヴ）、5月22日、9月7日、プラハ、ルドルフィヌム、スク・ホール
ARTESMON【チェコ輸入盤】
チェコ・フィルのコンサートマスターであるミロスラフと、弟のヴラジスラフによるヴィリーメツ兄弟デュオ。ミロスラフ・ヴィリーメツ(1958年生まれ)はプラハ音楽アカデミーでヴァーツラフ・スニーチルに師事し、1982年チェコ・フィルに入団、1992年よりコンサートマスターを務めています。弟のヴラディスラフも優れたピアニストで、兄弟はともにヤン・クベリーク協会の理事も務めています。
このアルバムでは、両者が見事なほどキレの良い溌剌とした演奏を披露しており、スペインものでは情熱的に迫り、フランスものでは甘く切ない歌い方で酔わせてくれます。とりわけ迫力満点のファリャが抜群に面白く、ロマンチックな味付けの濃いドビュッシーも陶酔感あふれる素晴らしい演奏です。チェコ・フィルのコンマスの実力ぶりが発揮されたハイ・レベルなアルバムです。
