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「他国へ移住したチェコの作曲家たちのヴィオラ協奏曲集」~ヴラニツキー、ベンダ、レイハ

1-3. アントニーン・ヴラニツキー(1761-1820)/2つのヴィオラのための協奏曲 ハ長調(*)
4-6. イジー・アントニーン・ベンダ(ゲオルク・ベンダ,1722-1795)/ヴィオラ協奏曲 ヘ長調
7-9. ヨセフ・レイハ(ヨーゼフ・ライヒャ,1752-1795)/ヴィオラ協奏曲 変ホ長調


ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ)
アンドレアス・ゼバスティアン・ヴァイザー(指揮)/チェコ・フィル・メンバーによる室内管弦楽団

録音:2010年9月9-11日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

「他国へ移住したチェコの作曲家たちのヴィオラ協奏曲集」~ヴラニツキー、ベンダ、レイハ

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2,343円 (税込)

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ARTESMON【チェコ輸入盤】

チェコ出身ながら他国で活躍した18世紀の3人の作曲家たちのヴィオラ協奏曲集。モーツァルトとほぼ同世代で、ハイドンやベートーヴェンにも強い影響を与えたチェコの作曲家たちは、古典派の全盛期にヨーロッパ各地の宮廷で活躍し、いずれも技巧的で当時の最先端をゆく独創性にあふれた音楽を生み出しました。現在は大作曲家たちの陰に隠れて、あまり演奏機会はありませんが、実際に聴いてみると充分に魅力的で、このような企画はヴィオラ・ファンや古典派ファンには有り難いものです。
アントニーン・ヴラニツキー(1761-1820)は、モーツァルトとハイドンから作曲を学び、ウィーンでヴァイオリニスト・作曲家として活躍しました。兄パヴェル・ヴィラニツキーもハイドンやベートーヴェンから絶大な信頼を受けた優れたヴァイオリニストで、作曲家としても多数の作品を残しています。兄に比べて弟アントニーンの作品が演奏される機会は少なく、この「2つのヴィオラのための協奏曲」もたいへん珍しい録音です。イジー・アントニーン・ベンダ(ゲオルク・ベンダ,1722-1795)も有名な音楽一家で、兄のフランツ・ベンダもフリードリヒ大王の宮廷で活躍した有名な作曲家でした。イジー・アントニーン(ゲオルク)もこの兄の招きでポツダムに訪れ、ヴァイオリニスト・作曲家として活動しましたが、のち兄の元を離れてゴータで宮廷楽長として活躍しました。ヨセフ・レイハ(ヨーゼフ・ライヒャ,1752-1795)は名チェリストとして知られ、ドイツのボンでチェリスト・作曲家・指揮者として活躍しました。こちらも甥のアントニーン・レイハ(アントン・ライヒャ)の方が有名で、パリ音楽院の教授となってベルリオーズやフランクらを育て、また木管五重奏というジャンルを確立しました。しかし、10歳で孤児となったアントニーンを手元に引き取って育てたヨセフも立派な人物で、彼の「ヴィオラ協奏曲」はモーツァルトを思わせる愛嬌と気品を兼ね備えた隠れた逸品です。
演奏しているヤン・ピェルシュカ(1951年生まれ)は1977年から1985年までプラハ交響楽団の首席を務め、1985年よりスタミツ弦楽四重奏団の一員として活躍しているチェコのヴィオラ奏者です。彼のヴィオラはメカニックな巧さよりも素朴で温かな歌を感じさせ、たっぷりした音色で朗々と弾い、聴き手をリラックスさせてくれます。

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