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木管五重奏とピアノのための作品集~プーランク、サン=サーンス、ルーセル、フランセ

1. フランセ(1912-)/腕白小僧たち
2-4. プーランク(1899-1963)/六重奏曲
5. サン=サーンス(1835-1921)/デンマークとロシアの歌による奇想曲 Op.79
6-8. プーランク/オーボエ、バスーン、ピアノのための三重奏曲
9. ルーセル(1869-1937)/ディヴェルティスマン Op.6
10. サン=サーンス/フルート、クラリネット、ピアノのためのタランテラ Op.6

ヘクサゴン

  スーザン・ロゾルツ(フルート)、マット・ディーン(オーボエ)、アラン・K・カイ(クラリネット)
  マイケル・フィン(ファゴット)、クリス・コマー(ホルン)、ジェームズ・ウィン(ピアノ)

録音:1996年1月26,29,30日

木管五重奏とピアノのための作品集~プーランク、サン=サーンス、ルーセル、フランセ

価格:

2,150円 (税込)

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BRIDGE【アメリカ輸入盤】

木管五重奏は、19世紀頃に確立したアンサンブル形態で、ライヒャやダンツィの優れた作品により広まりました。20世紀のフランスでは、その木管アンサンブルにピアノを加えて、より華やかな響きと幅広い表現力を持たせた作品が次々と生まれました。中でもプーランクの「六重奏曲」は名曲として人気が高く、ユーモアに富んだ愉快な部分と哀愁を帯びたメロディーが交錯した不思議な魅力があります。ピアノをはじめ、各楽器がソリスティックに活躍するので、聴かせるにはなかなか技術的にもたいへんな曲ですが、ヘクサゴンの演奏はレベルが高く、サラリとした流れのよいものです。「オーボエ、バスーン、ピアノのための三重奏曲」ではファゴットの
マイケル・フィンの積極的なプレイが光ります。フランセの「腕白小僧たち」とは、「恋人たちの黄昏」の第3楽章のことで、タイトル通り速いテンポでリズムミックな愉快な音楽です。
また、演奏機会がさほど多いとはいえなないサン=サーンスの2曲とルーセルが優れた演奏です。サン=サーンスのちょっと淡泊な響きやルーセルの根暗な音楽が、ヘクサゴンの明るく屈託のない演奏により、適度なツヤと輝きを帯び、持ち前の旋律の美しさとユーモアを楽しむことができます。これまで同曲が面白いと思えなかった方には特にオススメです。特に「デンマークとロシアの歌による奇想曲」は作品の真価を表した名演です。
ヘクサゴンは、ピアノと5人の木管奏者により1998年に結成されたアメリカのアンサンブル。アメリカらしい明るい響きと楽観性があって、フランス近代ものには特に適しているようです。

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