1~32.J・S・バッハ/ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV.988
33~36.ヘンデル/組曲第2番 ヘ長調 HWV.427
ギャリック・オールソン(ピアノ) 録音:1999年1月&2001年11月
BRIDGE【アメリカ輸入盤】
1970年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、ギャリック・オールソンの弾くバッハとヘンデル。オールソンのピアノは、常に音楽に対して余裕を保ち、考え抜かれた曲想と、鋭敏な音色への感覚、そしてそれを可能にする見事なタッチのコントロール、そうした高度な要素を、完全に融和するまで練り上げています。この「ゴルトベルク変奏曲」でも、熱狂に身をおくのではなく、常に音楽に熟した味わいが感じられ、ピアノを用いた演奏の中でもとりわけ大人の風格を感じさせる美しい演奏です。ヘンデルの「組曲第2番」では、冒頭のアダージョの身震いするほどの静寂の美が素晴らしい。オールソンのファンや「ゴルトベルク変奏曲」がお好きな方はぜひご一聴を。