1. アルビノーニ(1910-1998)/アダージョ
2-5. コレッリ(1653-1713)/ソナタ ハ短調
6-9. マルチェッロ(1686-1739)/ソナタ第4番 ニ短調
10-13. ヘンデル(1685-1759)/ソナタ ト短調 HWV287
14. J・S・バッハ(1685-1750)/グノー編/アヴェ・マリア
ラボミール・ジャルト(コントラバス)、ズザナ・ニェメチコヴァー(オルガン)
録音:1995年
BOHEMIA MUSIC【チェコ輸入盤】
ちょっとユニークなオルガン伴奏によるコントラバスのリサイタルの録音。ラボミール・ジャルトは、チェコのクロメリッツ音楽院とヤナーチェク音楽院でコントラバスを学び、プラハ放送交響楽団のメンバーとして活躍しています。ソリストとしても活発にコンサートを行っており、クーセヴィツキーやドラゴネッティ、ボッテジーニ、ディタースドルフらの作品を主要なレパートリーとしています。また、現在はプラハ音楽院でコントラバスを教えるかたわら古楽の研究も行っており、このアルバムではコントラバスにしては比較的珍しいバロック作品を取り上げています。ジャルトは、まるでチェロのようなやや細身の音色ですが、オルガンとのバランスは意外に悪くありません。全体にピッチが不安定で、技術的にはやや気になる部分があるものの、どの曲も上品に格調高く歌い上げており、コレッリやマルチェッロはまずまずです。