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ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、ショパン、ラフマニノフ/ピアノ・ソナタ第2番

1-3. ベートーヴェン(1770-1827)/ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」Op.57
4-6. ショパン(1810-1849)/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 Op.35
7. ラフマニノフ(1873-1943)/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 Op.36


パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ)   録音:1973-1976年

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、ショパン、ラフマニノフ/ピアノ・ソナタ第2番

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1,782円 (税込)

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BOMBA-PITER(MANCHESTER FILES)【ロシア輸入盤】

パーヴェル・セレブリャコフ(1909-1977)は、優れた演奏家としてだけでなく、レニングラード音楽院の教授としても活躍したロシア・ピアノ界の重鎮。このアルバムは、いずれも滅多にないほど優れた演奏ばかりで、セレブリャコフの真価を伝えるものとして、ピアノ・ファンに強くお勧めです。「熱情」は知性と情感のバランスに優れ、一見荒々しいほど劇的ながら構築性もしっかりしており、ベテラン・ピアニストらしい深い味わいがあります。第3楽章での激しい波が繰り返し押し寄せるような迫力は、まさに怒涛のような圧巻さ。華麗でダイナミックですが、決して勢いに任せたものではないので、情感も豊かです。「熱情」にふさわしいパッションにあふれた名演奏です。ショパンの「ピアノ・ソナタ第2番」も同様で、豪快なフォルテと繊細なピアノのコントラストが強く、緊張感を保ったまま一気に聞かせます。全体にテンポは速めながら、恣意的に揺らすことはなく、第3楽章の端正な歌い方は、セレブリャコフの理性の強さを物語っています。ラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」もさすがお国ものだけあって、情熱的でしかも完成度の高い演奏です。

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