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N・チェレプニン/バレエ組曲「アルミードの館」、交響詩「魔法にかけられた王国」、リムスキー=コルサコフ/「金鶏」組曲

1-9. ニコライ・チェレプニン/バレエ組曲「アルミードの館」
10. ニコライ・チェレプニン/交響詩「魔法にかけられた王国」
11-14. リムスキー=コルサコフ/「金鶏」組曲


ヴィクトル・フェドートフ(指揮)/サンクト・ペテルブルグ交響楽団   録音:1984年

N・チェレプニン/バレエ組曲「アルミードの館」、交響詩「魔法にかけられた王国」、リムスキー=コルサコフ/「金鶏」組曲

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1,834円 (税込)

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MANCHESTER FILES【ロシア輸入盤】

ニコライ・チェレプニン(1873-1945)は、日本とも関係の深いアレクサンドル・チェレプニンの父親で、R=コルサコフに師事をしたロシアの作曲家です。また、プロコフィエフに作曲を教えたことでも有名です。彼は作曲以外でも非常に多才だったらしく、サンクト・ペテルブルクでロシアで最初の指揮科を創設し、ニコライ・マルコやガウクなどの指揮者を育てたり、マリインスキー劇場の指揮者としてヨーロッパ中でディアギレフの「セゾン・リュス」の公演を務めたりしました。後に一家そろってパリに移住し、そこでも大活躍をました。チェレプニンの名前くらいは知っているという方も多いと思いますが、これまで彼の作品は録音される機会が少なく、最近になってようやく交響曲やピアノ協奏曲、管弦楽曲や室内楽曲が録音されるようになり、次第にこの作曲家の全貌が明らかになってきたところ。
チェレプニンの代表作として語られることの多いのが、このバレエ「アルミードの館」。パリ初演で大成功を収め、ストラヴィンスキーの三大バレエよりもずっと有名になったそうです。チャイコフスキーによく似たオーケストレーションで、旋律の美しさとグロッケンを多用した可愛らしい響きがとても印象的な曲。適度に華やかで全く飽きさせないステキなバレエ音楽で、グラズノフの「ライモンダ」と並みには聴かれてもよいと思います。「遠き王女のための前奏曲」は哀愁を帯びていて、消え入るような終末が何ともファンタジックな逸品です。交響詩「魔法にかけられた王国」も大変レアな録音で、ロシアの有名なおとぎ話「火の鳥」にちなんだ幻想的な佳曲です。
フェドートフはロシア・バレエの神様として評価が高く、日本でもお馴染みの指揮者です。そのフェドートフによる大変珍しいチェレプニンの演奏で、これがまた素晴らしい演奏です。このサンクト・ペテルブルグ交響楽団は、かのムラヴィンスキーの率いていたレニングラード・フィル(現在はサンクト・ペテルブルグ・フィル)ではなく、レニングラードの第2オケといわれるオ-ケストラです。ロシアのオケとは思えないほどバランスがよく、いずれも落ち着いた雰囲気の演奏です。チェレプニンを聴く上では絶対に欠かすことの出来ないディスクです。チェレプニンを初めて聴く方にこそ、ぜひ一度お試ししてほしい素敵な曲と演奏です。

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