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J・S・バッハ/インヴェンションとシンフォニア、小前奏曲、パルティータ第2番、他(2CD)

J・S・バッハ(1685-1750):

CD1:
1-15. 2声のインヴェンション集 BWV.772-786
16-30. 3声のシンフォニア集 BWV.787-801
31-38. フランス組曲第6番 ホ長調 BWV.817

CD2:
1-6. パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
7-12. 6つの小前奏曲 BWV.933-938
13-17. 5つの小前奏曲 BWV.939-943
18. 前奏曲 ハ短調 BWV.999
19-25. 9つの小前奏曲から BWV.924-928,930,931
26. フゲッタ ハ短調 BWV.961
27. フーガ ハ長調 BWV.952
28. フーガ ハ長調 BWV.953
29. 前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV.902a
30. 前奏曲とフゲッタ ニ短調 BWV.899
31. 前奏曲とフゲッタ ホ短調 BWV.900
32. 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.895


アンドレア・バケッティ(ピアノ)   録音:2008年3月、ミラノ、2008年9月、サチーレ

J・S・バッハ/インヴェンションとシンフォニア、小前奏曲、パルティータ第2番、他(2CD)

価格:

2,016円 (税込)

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DYNAMIC【イタリア輸入盤】

アンドレア・バケッティは、1977年イタリアのジェノヴァ生まれの若きピアニスト。早熟であった少年期に、カラヤンやベリオ、マガロフ、ホルショフスキといった超一流アーティストたちからアドバイスを受け、ロンドンのヤマハ音楽財団、ザルツブルグのモーツァルテウム、国立パリ高等音楽院等から奨学金を受けた天才でした。わずか11歳にしてシモーネ指揮イ・ソリスト・ヴェネティとミラノで共演してデビュー。それ以降、各国の有名なフェスティバルに招待され、ヨーロッパ中で賞賛を集めました。ベリオのピアノ作品の優れた演奏家の一人としても認められており、DECCAレーベルからアルバムがリリースされています。RCAレーベルにはケルビーニのピアノ・ソナタ集、ARTSレーベルにはメンデルスゾーンのピアノと管弦楽のための作品集などをレコーディングしています。2005年には来日し、ピアノ・ファンから絶賛されました。
既にイタリアを代表するバッハ・ピアニストといっても過言ではないバケッティは、各社にまたがってバッハの主要鍵盤作品を続々と録音しています。J・S・バッハの鍵盤用作品はたくさんありますが、このアルバムは「インヴェンションとシンフォニア」も1枚目のメインとしつつも、録音が比較的珍しい作品もたくさん含めており、バッハ・ファンには歓迎されることでしょう。「インヴェンションとシンフォニア」は、バケッティの才気煥発振りが発揮された面白い演奏で、装飾音をたっぷり用いて即興的な自由さを演出しつつも、奔放になりすぎずにスムーズな流れを保っているので、アクの強さはあまり感じられません。2声や3声の織りなす会話が絶妙なバランスで組み立てられ、それぞれの声部が嬉々として歌っている様は鮮やかとしか言い様がありません。
「フランス組曲第6番」では、軽やかなリズムと多彩なアーティキュレーションによりラテン的な陽気さに溢れた愉しい演奏をしますが、続く「パルティータ第2番」では重厚で格調高いドイツ的な落ち着きのある演奏をしてみせます。さらに、前奏曲集やフーガ集は、リズムやダイナミクスの幅をやや抑えて、色彩もあえてモノクローム的にすることで、時にチェンバロ風またはオルガン風な効果を発揮しています。それがドイツのバロック音楽らしい厳格さや宗教色を見事に引き出しています。バケッティのピアノは極めて表情豊かで、J・S・バッハの音楽の多様性に見事に応えています。ファツィオリのピアノを使用しているせいか、柔らかで繊細なタッチと音色が抜群に美しく、録音の優秀さも特筆ものです。オススメです。

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