カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

タンミッタム・パーカッション・アンサンブル25周年記念アルバム(2CD)

CD1:
1-3. ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)/2台のピアノとパーカッション・アンサンブルのためのパルティータ「ラモーを讃えて」
4. ブルーノ・マデルナ(1920-1973)/2台のピアノとインストゥルメンツのための協奏曲
5. マリオ・パゴット(1966-)/2台のピアノとパーカッションのための「アイデアの影Ⅰ」(2006)*
6. マリオ・パゴット/2台のピアノとパーカッションのための「アイデアの影Ⅱ」(2006)*
7-9. クラウディオ・スカンナヴィーニ(1959-)/2台のピアノとパーカッションのための「3つのミニアチュア」(2010)*
10. フランチェスコ・シュヴァイツァー(1965-)/2台のピアノとパーカッションのための「ビザンティウムへの船出」*
11-14. ネイ・ロサウロ(1952-)/マリンバとパーカッション・アンサンブルのための協奏曲(1989)

CD2:
1. ルロイ・アンダーソン(1908-1975)/タイプライター(1950)
2-4. ネイ・ロサウロ/ヴィヴラフォンとパーカッション・アンサンブルのための協奏曲(1996)
5-9. グイド・ファッキン(1946-)/ハープとパーカッションのための組曲「WU SHIH」*
10-12. トーマス・ゴーガー/パーカッション・プレイヤーのための「ゲインズボロー」(1965)
13. グイド・ファッキン/メゾ・ソプラノとパーカッション・アンサンブル(6人の奏者)のための「グロリア・エ・モルテ」(1987)
14. リッカルド・リッカルディ(1954-)/ハープとパーカッションのための「L’AGO DELLA BILANCIA」*
15. エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)/イオニザシオン


グイド・ファッキン(指揮)/タンミッタム・パーカッション・アンサンブル

録音:1992年-2011年

タンミッタム・パーカッション・アンサンブル25周年記念アルバム(2CD)

価格:

3,238円 (税込)

[ポイント還元 32ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

DYNAMIC【イタリア輸入盤】

1986年、グイド・ファッキンがヴェネツィアに設立した「タンミッタム・パーカッション・アンサンブル」は、2011年に25周年を迎えました。この2枚組のCDはこれを記念して制作されたもので、1992年から2011年までの様々な時代の演奏が収録されています。タンミッタム・パーカッション・アンサンブルが世界初録音を行った作品(*印のついた曲目)も多数含まれており、バラエティ豊かなアンソロジーです。1枚目のCDは、フランス六人組の中の紅一点として知られる女性作曲家タイユフェールの「ラモーを讃えて」と、イタリアを代表する現代作曲家マデルナの協奏曲で始まります。この2曲はこのアンサンブルがDYNAMICレーベルに初めて録音した記念碑的な作品であり、彼らの方向性を決定付けた演奏でもあります。2台のピアノとパーカッション・アンサンブルのための作品といえば、バルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」が圧倒的に有名ですが、現代に至るまで連綿と続く一大ジャンルとなっていることに驚かれるかも知れません。タイユフェールの作品が意外に現代的な辛口な音楽で、ジョリヴェやオアナを思わせます。マデルナはいかにも厳しい現代音楽らしいものの、現代のマリオ・パゴットやクラウディオ・スカンナヴィーニの方がむしろ聴きやすくナチュラルに音楽が楽しめます。
ブラジルのネイ・ロサウロは、有名な打楽器奏者であり、打楽器音楽の作曲家として広く知られている存在。演奏機会の多い「マリンバ協奏曲」や「ヴィヴラフォン協奏曲」は、さすがに鍵盤楽器がメインとなっているだけに、美しい音色とお洒落なメロディが素直に楽しめます。また、トーマス・ゴーガーの「ゲインズボロー(ゲインズバラ)は、日本でもパーカッション・アンサンブルの定番として良く親しまれている作品で、めっぽう格好いい音楽です。さらに当アンサンブルの設立者で指揮者でもあるグイド・ファッキンの2作品もユニーク。ハープを取り入れた「WU SHIH」はアジア的なメロディとサウンドが独特で、「グロリア・エ・モルテ」はまるで鬱蒼とした熱帯ジャングルのような趣です。最後のヴァレーズ(1883-1965)の「イオニゼーション」は、打楽器アンサンブルの古典中の古典ですが、特殊な楽器も数多く入る大規模な作品であり、サイレンが異様な効果を上げるなど大胆なアイデアの詰まった音楽は、作曲後80年以上経った現在でも新鮮そのもの。

ページトップへ