カロル・シマノフスキ（1882-1937）：
1-3. メトープ（３つの詩）Op.29（セイレーンの島、カリュプソー、ナウシカー）
4-6. 仮面劇 Op.34（シェエラザーデ、道化のタントリス、ドン・ファンのセレナーデ）
7-18. 12の練習曲 Op.33
19-22. ソナタ第３番 Op.36
オリガ・ソバーキナ（ピアノ） 発売：2007年
Classical Records【ロシア輸入盤】
オリガ・ソバーキナはグネーシン音楽学校を卒業後、モスクワ音楽院でヴィクトル・メルジャーノフに師事したロシアのピアニスト。シマノフスキのピアノ作品に関する研究でも知られ、演奏の面でもシマノフスキのスペシャリストとしての名声を獲得しています。そのためロシア国内での演奏活動を中心としつつも、シマノフスキの母国ポーランドでの活躍もめざましく、同地の聴衆や批評家たちから絶賛されているとのこと。このアルバムは、まさにソバーキナの面目躍如たるオール・シマノフスキ・プログラム。「メトープ」や「仮面劇」では、シマノフスキの濃厚な官能性や神秘性、オリエンタリズムを感じさせる独特のフワフワした響きがとても美しく、色彩感も鮮やか。さらに「12の練習曲」では、シマノフスキのエッセンスを詰め込んだ多彩な音楽をダイナミックかつ繊細に表現しています。
