カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ゲンリヒ・ネイガウスの芸術 Vol.6~シューマン、ブラームス、ラフマニノフ

1-8. シューマン(1810-1856)/クライスレリアーナ Op.16
9-15. ブラームス(1833-1897)/8つの小品 Op.76 から
  狂詩曲嬰ヘ短調(No.1),間奏曲変イ長調(No.3),間奏曲変ロ長調(No.4)
  狂詩曲嬰ハ短調(No.5),間奏曲イ長調(No.6),間奏曲イ短調(No.7),狂詩曲ハ長調(No.8)
16. ブラームス/6つの小品 Op.118 から 間奏曲イ長調(No.2)
17-18. ブラームス/4つの小品 Op.119 から ロ短調(No.1),ホ短調(No.2)
19-20. ラフマニノフ(1873-1943)/10の前奏曲 Op.23 から 嬰ヘ短調(No.1),ニ長調(No.4)
21. ラフマニノフ/絵画的練習曲集 Op.39 から イ短調(No.2)


ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)   発売:2008年(モノラル録音)

ゲンリヒ・ネイガウスの芸術 Vol.6~シューマン、ブラームス、ラフマニノフ

価格:

1,629円 (税込)

[ポイント還元 16ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

Classical Records【ロシア輸入盤】

ゲンリヒ・ネイガウス(1888-1964)といえば、ロシア・ピアニズムのルーツともいえる伝説のピアニスト。父母ともにピアニストという音楽一家に生まれ、ウィーンでゴドフスキに師事、ウィーン音楽アカデミーとペトログラード音楽院を卒業しました。ロシアに戻ってからはキエフ音楽院やモスクワ音楽院の教授となりましたが、第2次世界大戦中はドイツ系ということで逮捕投獄されるという苦難にも遭いました。その後、再びモスクワ音楽院の教授に復帰し、リヒテルを初めとしてギレリス、ヴェデルニコフ、息子のスタニスラフ・ネイガウスなど多くの優れたピアニストを育て、「ネイガウス・スクール」と呼ばれる流派を築いたことで有名です。なお、日本で人気のあるスタニスラフ・ブーニンは彼の孫にあたります。
ネイガウスというと名教授としての評価が高いのですが、演奏活動にも熱心だったらしく、とりわけショパンとスクリャービンの作品を愛しました。しかし、ネイガウスはドイツ音楽についても深い見識をもっており、中でもシューマンの「クライスレリアーナ」はネイガウスが解釈と演奏に没頭した作品の1つ。弟子であるリヒテルやギレリス、ヴェデルニコフらにもレッスンでは必ずこの曲を弾かせ、また息子のスタニスラフ・ネイガウスやブーニンもこの曲の得意としていたほどでした。ネイガウスの深い解釈と抜群の演奏ぶりは、かのリヒテルが自分がクライスレリアーナを弾かないのはネイガウスの立派な演奏を聴いてしまったからだと言っていたほど優れたものでした。実際ネイガウスの演奏は、速めのテンポ設定で全くダレたところがないにもかかわらず、ファンタジーと情熱に満ちた世界が展開されています。シューマン・ファン必携の名盤といえるでしょう。ブラームスも非常に多彩な音色と柔らかなタッチで優しく歌っており、いまさらながらネイガウスの音楽的なセンスの良さには頭が下がります。中でも「6つの小品」の「間奏曲」はロマン香る名演奏です。

ページトップへ