チャールズ・エイヴィソン(1709-1770)/12の合奏協奏曲(D.スカルラッティのハープシコード・ソナタに基づく)
第1番 イ長調/第2番 ト長調/第3番 ニ短調/第4番 イ短調/第5番 ニ短調/第6番 ニ長調/
第7番 ト短調/第8番 ホ短調/第9番 ハ長調/第10番 ニ長調/第11番 ト長調/第12番 ニ長調
パヴロ・ベズノシウク(指揮)/エイヴィソン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)
録音:2007年11月26-30日
DIVINE ART【イギリス輸入盤】
18世紀イギリスの作曲家チャールズ・エイヴィソン(1709-1770)は、ロンドンでジェミニアーミに学び、イタリアバロック音楽に傾倒。彼の時代よりも2,3世代前の音楽を引き継ぐ存在となりました。2009年はエイヴィソンの生誕300年アニヴァーサリーということで、パヴロ・ベズノシウク率いるエイヴィソン・アンサンブルによる録音が集中してリリースされ、一躍注目を集めています。
この「12の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ集)」は、いずれもドメニコ・スカルラッティの音楽に基づいたもので、1774年に出版されました。いわば編曲作品ですが、原曲の魅力を生かしつつも、別作品を組み合わせて合奏協奏曲に仕立てた腕前は見事なもの。そのためエイヴィソンの音楽は、当時からたいへんな人気を博したらしく、ジェミニアーニやコレッリがお好きな方には堪らない逸品となっています。ピリオド楽器を用いたエイヴィソン・アンサンブルも一体感の強い精緻なアンサンブルが素晴らしく、しっとり落ち着いた演奏も素敵です。