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メル・ボニス/声楽作品集(23の歌曲)

メル・ボニス(1858-1938):
1.言わずにおいて(MS,Pf)
2.波のあたりに(MS,Pf)
3.来て(MS,Pf)
4.ヴィラネル(Sp,Pf)
5.ヴィオラ(Sp,Pf)
6.愛の神から私を救って(Sp,Pf)
7.恋歌(Sp,Pf)
8.屋根の上の猫(Sp,Pf)
9.マドリガル(Sp,2Ms,Pf)
10.祝婚歌(Sp,2Ms,Pf)
11.小川のほとりで(Sp,Ms,Pf)
12.夜明けに(Sp,Pf)
13.幻影(Sp,Pf)
14.愛の歌(Sp,Pf)
15.メロドラマ「ソレント」(Ms,Pf)
16.海(Ms,Pf)
17.穏やかな諫め(Ms,Pf)
18.変わらぬ優しさ(Ms,Vc,Pf)
19.讃えよう愛しい君を(Ms,Pf)
20.降誕祭のパストラール(Ms,Pf)
21.レジーナ・チェリ(Sp,Ms,Vn,Pf)
22.メロドラマ「スザンヌ」(Ms,Pf)
23.青い鳥(Sp,Ms,Pf)


ブリジッテ・バレ(メゾソプラノ)、ヴェレリー・ガバイユ(ソプラノ)、エリック・スラントラ(ピアノ)
アストリッド・プファラー(メゾソプラノ,ヴァイオリン)、マルク・イェルマン(チェロ)

録音:2005年9月5-7日

メル・ボニス/声楽作品集(23の歌曲)

価格:

2,394円 (税込)

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DORON【スイス輸入盤】

メル・ボニス(1858-1938)は、パリの慎ましい家庭に生まれ、12歳までピアノを独学した後に音楽学校に入り、セザール・フランクに才能を認められパリ音楽院で学んだ女性作曲家。しかし、そこで出会った恋人との結婚を両親に反対され、音楽院退学を余儀なくされた彼女は、25歳も年長の実業家の後妻に迎えられました。子育てに専念していた彼女は、約10年後にかつての恋人に再会し、彼の勧めにより作曲を再開するとともに、秘密の関係を続けました。その関係は後に破綻しましたが、作曲家としての彼女は、かなりの数の作品と名声を残しました。そのメル・ボニスは他の女性作曲家と同様、近年になってに再評価の動きが著しく、フルートの作品などは頻繁に演奏されるようになってきました。しかし、彼女の声楽作品のまとまった録音はたいへん珍しく、フランス音楽ファンや女性作曲家に関心のある方にとっては貴重なアルバムです。大半を占めるソプラノやメゾソプラノのための独唱作品は、いずれも叙情的な美しい音楽ばかりで、ふんわりとした柔和さと優しい温かさに満ちています。中でも、ピアノ伴奏にチェロのオブリガードが加わる「讃えよう愛しい君を」、2声にヴァイオリンのオブリガードが加わる「レジーナ・チェリ」、3声の「祝婚歌」などはゾクゾクするほど色気に満ちた傑作です。また、女声の語りとピアノを組み合わせたメロドラマ形式の「ソレント」や「スザンヌ」におけるピアノ伴奏のファンタジックな美しさも絶品。オススメです。

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