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2台のピアノのための作品集~モーツァルト、ショパン、ミヨー、タンスマン、ルトスワフスキ

1-3. モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
4. ショパン/ロンド ハ長調 Op.73
5-7. ダリウス・ミヨー/スカラムーシュ
8. アレクサンドル・タンスマン/ヨハン・シュトラウスのワルツの主題による幻想曲
9. ヴィトルト・ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲


アレクサンドラ・シュチェンスノヴィチ&レフ・ナピエラワ・ピアノ・デュオ

録音:2004年6月、ビドゴシュチ、ポモルスク・フィルハーモニー・コンサートホール

2台のピアノのための作品集~モーツァルト、ショパン、ミヨー、タンスマン、ルトスワフスキ

価格:

2,291円 (税込)

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DUX【ポーランド輸入盤】

2台のピアノのための作品集で、冒頭のモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」が大人の味付けの素敵な演奏。元気溌剌に弾ききってしまうのもの面白いですが、ここではしっとり落ち着いた美しい響きを保ちつつ、ダイナミクスやアーティキュレーションの表現力をしっかりつけており、耳を惹き付けます。定番のミヨー「スカラムーシュ」もゴキゲンな演奏ですが、色調はラテン系の暖色系ではなく、もう少し寒色系の透き通った響きで何だか妙にきれいな演奏。
また、ポーランド人によるピアノ・デュオらしいお国ものの曲目が大きなポイントになっています。ショパンはもちろん、タンスマンやルトスワフスキの作品まで取り上げてさり気なく愛国心をアピールしているよう。ルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」は最近どのピアノ・デュオも競って演奏している人気曲で、お馴染みのパガニーニの旋律がたっぷり使われており、現代曲といってもとても聴きやすい内容です。
珍しいのはタンスマンの作品。フランスで生涯の大半を過ごした人だけあって、ラヴェルやプーランクのような洒落た曲を作った人ですが、とりわけこの「ヨハン・シュトラウスのワルツの主題による幻想曲」は面白い。ワルツ王のいろんな主題がふわりと出てきたと思えば、また消えていくような幻想的なコラージュで、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」にも似た手法を感じさせます。タンスマン・ファンならこの美しい名品を聴くだけでもこのアルバムの価値がありそうです。

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