1-4. フランク(1822-1890)/ヴァイオリン・ソナタ イ短調
5-7. ラヴェル(1875-1937)/ヴァイオリン・ソナタ
8. フォーレ(1845-1924)/子守歌 Op.16
9. ラヴェル/ハバネラ形式の小品
バルトシュ・シコルスキ(コントラバス)、マルチン・シコルスキ(ピアノ)
録音:2004年4月13-15日、ワルシャワ、ポーランド放送スタジオS-2
DUX【ポーランド輸入盤】
バルトシュ・シコルスキ(1974年生まれ)はクラウシュ・シュトールらに師事したポーランドのコントラバス奏者。兄マルチン(1971年生まれ)とのデュオの他、室内アンサンブル、ジャズ・クァルテットのメンバーとしても活躍しています。もともと近代フランスのヴァィオリン作品ばかりなので、コントラバスによる演奏はかなり高度なテクニックが必要となるはずですが、その点では間違いなく素晴らしい出来映え。フランクのヴァイオリン・ソナタはヴィオラやチェロ奏者も取り上げるほど人気曲とはいえ、コントラバスでここまで流暢に弾いてしまうのは圧巻です。さらにラヴェルのソナタが抜群の迫力で、もともとブルース調のイカした旋律とリズムがコントラバスのゴリゴリした音色と意外にマッチしていて、新たな魅力を引き出しています。