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バツェヴィチ/序曲、チェロ協奏曲第1番、同第2番

グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
1. 序曲
2-4. チェロ協奏曲第1番
5-7. チェロ協奏曲第2番


ゲオルグ・チチナゼ(1-4,指揮)、モニカ・ヴォリンスカ(5-7,指揮)/ポーランド青年交響楽団
アダム・クシェショヴィエツ(2-4,チェロ)、バルトシュ・コジャク(5-7,チェロ)

発売:2012年

バツェヴィチ/序曲、チェロ協奏曲第1番、同第2番

価格:

1,987円 (税込)

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DUX【ポーランド輸入盤】

グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)は、ポーランドの内外で国際的に認知された最初のポーランド人女性作曲家です。バツェヴィチはワルシャワ音楽院でヴァイオリン、作曲、ピアノを学び、有名なパデレフスキより奨学金を給付され、パリに留学してエコール・ノルマル音楽院にて名教師ナディア・ブーランジェに師事しました。第1回ヴィエニャフスキ国際コンクールで優勝し、ポーランド放送管弦楽団のコンサートミストレスを務めるなどヴァイオリニストとして華々しい活躍をした後、ウッジ国立音楽院の教授に就任して作曲に専念しました。日本ではまだ知る人も少ない作曲家ですが、演奏・録音の機会が急速に増えつつあります。世界的にもバツェヴィチのアルバムが次々とリリースされ、再評価の機運が高まっています。
自身が優れたヴァイオリン奏者であっただけに、バツェヴィチのヴァイオリン・ソナタやヴァイオリン協奏曲などはこれまでにしばしば演奏や録音の機会がありましたが、チェロ協奏曲が取り上げられるのは、ほとんどこれが初めてといって言っていいほど。しかも、こんなに格好いい優れたチェロ協奏曲が何故埋もれていたのか理解に苦しむほど魅力的です。1951年に作曲された「チェロ協奏曲第1番」も、1963年に作曲された「チェロ協奏曲第2番」も、十二音技法や実験音楽とはほとんど無縁の後期ロマン派的な分かり易い音楽です。随所に斬新な響きを取り入れたモダンな色彩は実に素晴らしく、チェロも充分に華麗で技巧的。特に第1番は誰しもが夢中になれる20世紀の名作といえるでしょう。第2番の方はさらに現代的でいくぶん晦渋ですが、第1,3楽章で大活躍する打楽器群をはじめ第2,3楽章の不気味な響きは鮮烈。曲ごとに指揮者や独奏者は替わりますが、演奏はいずれも高水準で、冒頭の「序曲」を聴くだけでもポーランド青年交響楽団のひたむきな演奏は感動的といってもいいほど。オススメです。

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