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チャイコフスキー/交響曲第1番「冬の日の幻想」、第6番「悲愴」(2CD)

ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2008年(ライヴ)

チャイコフスキー/交響曲第1番「冬の日の幻想」、第6番「悲愴」(2CD)

価格:

2,190円 (税込)

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LPO【イギリス輸入盤】

2007年にロンドン・フィルハーモニーの首席指揮者として就任した若きロシアの俊英ウラディーミル・ユロフスキ(1972-)。父ミハイル・ユロフスキも指揮者として知られますが、実は弟も指揮者というまるでヤルヴィ父子やヤンソンス父子とのような指揮者一家です。ユロフスキは移住したドイツの学校で音楽を学び、各地の歌劇場などで経験を積み、2001年にはグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任し、数々の上演を行い、高い評価を受けました。2007年ロンドン・フィルの首席指揮者に就任してからは飛ぶ鳥を落とす勢いで、ロシア・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者やエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の指揮者も務め、次代を担う最も有望な若手指揮者のひとりとも目されています。
すでにロンドン・フィルとはいくつかの録音がありますが、このアルバムから始まったチャイコフスキーの交響曲全集録音により、いよいよユロフスキの真価を世に問うことになるでしょう。チクルスの第1弾は、第1番「冬の日の幻想」と第6番「悲愴」という興味深いカップリング。「食わず嫌いをしないでください」といわんばかりのこの2曲の組合せにも並々ならぬ意欲が感じられます。あまり聴く機会のない第1番「冬の日の幻想」ですが、この演奏でその魅力に初めて気付かされる人も多いのではないでしょうか。まず第1番の冒頭、フルートとファゴットの印象的なメロディを聴いただけで、この演奏に引き込まれてしまうこと間違いありません。曲全体に漲る高揚感、ライヴとは思えないほどの完成度の高さ、そしてスタイリッシュな解釈には舌を巻く他ありません。そして民謡から想を得た終楽章、いかにもチャイコフスキーらしい音楽なのですが、これがまた最高にカッコイイのです。第6番「悲愴」は奇を衒わぬオーソドックスな解釈ながら、丁寧なアンサンブルとバランスの良さが見事。若々しい張りのある表現やクライマックスでの迫力も実にセンスが良く、近年稀に見る瑞々しい「悲愴」に仕上がっています。
2枚組ですが、ほぼ1枚価格となっているお買い得なアルバムです。

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