カルロス・クライバー(指揮)/メトロポリタン・オペラ管弦楽団
フェリシティ・ロット(Sp)、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(MS)、ゴットフリート・ホーニク(Bs)
バーバラ・ボニー(Sp)、オーゲ・ハウグラント(Bs)、ほか
録音:1990年10月(ニューヨーク・ライヴ)
MEMORIES【イタリア輸入盤】
鬼才カルロス・クライバーの十八番、「ばらの騎士」のライヴ録音。この年、クライバーはロンドンのコヴェントガーデンで「オテロ」を、またニューヨークのメトで「ばらの騎士」を指揮するという、クライバーとしては公演回数の多い年でした。メトロポリタン・オペラ最後の登場となった当公演は、1994年のウィーン国立歌劇場での伝説的演奏を先取りした瞬発力よりも洒脱で澄み切った音楽作りで魅了します。フェリシティ・ロットやフォン・オッター、バーバラ・ボニーといった歌手たちも豪華布陣で文句の付けようがありません。騒がしい聴衆の雰囲気も手に取るように判る臨場感溢れる録音です。