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ブラームス、ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲

1-3. ブラームス(1833-1897)/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
4-6. ドヴォルザーク(1841-1904)/ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53


ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
キリル・コンドラシン(指揮)/モスクワ放送交響楽団(1-3)、ソヴィエト国立交響楽団(4-6)

録音:1952年(1-3)、1949年(4-6)、モスクワ

ブラームス、ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲

価格:

1,884円 (税込)

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MELODIYA【ロシア輸入盤】

ダヴィド・オイストラフ(1908-1974)は、20世紀ロシアを代表するヴァイオリニストで、演奏・録音の質量ともに極めて優れた「ヴァイオリンの帝王」ともいえる存在です。ベートーヴェンやブラームス、チャイコフスキー、ブルッフなど、古典派からロマン派のレパートリーはいずれも高い評価を受けており、いまだ人気も絶大です。また、当時の現代音楽でも素晴らしい成果を上げており、ショスタコーヴィチやハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲はオイストラフに献呈・初演されて有名になりました。
このアルバムのブラームスのヴァイオリン協奏曲は、オイストラフが何回もレコーディングしている十八番中の十八番の作品です。1954年のコンヴィチュニーとの共演、1960年のクレンペラーとの共演、1969年のセルとの共演など多数の録音が残っており、いずれも名盤といわれ続けているだけある優れた演奏です。このアルバムは、コンドラシン指揮のモスクワ放送響との共演で、1952年というオイストラフにとっては比較的初期の録音になります。それだけオイストラフの若々しさがストレートに出ており、のちの豊満な音色でスケール豊かに歌うスタイルとは異なる、切れ味の鋭い強靱な演奏ぶりが楽しめます。コンドラシンの引き締まった指揮もさらに男性的な逞しいムードに拍車をかけています。
また、オイストラフにとって唯一の録音となるドヴォルザークの「ヴァイオリン協奏曲」も、オイストラフならではの名演奏です。美しい音色でたっぷりと歌うオイストラフの特徴が曲によく合っており、第2楽章のメロディーは甘美そのものです。チェロ協奏曲に比べるといささか地味な印象のヴァイオリン協奏曲ですが、このオイストラフの演奏で聴くと、スラヴ民族の情緒たっぷりの面白い曲であることが分かっていただけるでしょう。録音年は古いため、ややざらつきがあるものの、この時代のロシアの録音にしては驚くほど音質は良好。特にオイストラフのヴァイオリンは生々しい音で聴くことができます。

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