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「日本女性作曲家の歩み」~ヴァイオリン作品~

1. 幸田延(明治3年~昭和21年)/ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調(明治30年)
2-4. 幸田延/ヴァイオリン・ソナタ第1番 変ホ長調(明治28年)
5. 松島彝(明治23年~昭和60年)/プレリュード(大正13年)
6. 松島彝/ファンタジー(大正12年)
7-9. 外山道子(大正2年~平成18年)/日本民謡による組曲(子守歌、追分、籾引歌)(昭和28年)
10. 吉田隆子(明治43年~昭和31年)/お百度詣(昭和28年)

印田千裕(ヴァイオリン)、堀江真理子(ピアノ)

録音:2008年9月4日、5日、神奈川県二宮町生涯学習センター・ラディアンホール

「日本女性作曲家の歩み」~ヴァイオリン作品~

価格:

3,056円 (税込)

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MITTENWALD【国内盤】

幸田露伴の妹にして日本で初めて器楽曲を書いた幸田延のヴァイオリン・ソナタを筆頭に、日本洋楽の黎明期の女性作曲家たちのヴァイオリン作品を取り上げた画期的な企画。もちろん全曲初録音です。幸田延(こうだのぶ)は、ウィーンに留学し作曲とヴァイオリンを学んだだけあって、2曲のヴァイオリン・ソナタはまさに西洋の音楽そのもの。これほどロマンチックで情感豊かな音楽が明治時代に生まれていたとは驚きです。フォーレを思わせる繊細で美しいメロディーは絶対に一聴の価値があります。なお、両曲とも池辺晋一郎氏による校訂・補作がされているとのことです。松島彝(まつしまひさ)や外山道子(とやまみちこ)、吉田隆子(よしだたかこ)の作品は、グッと和風な音楽で、お馴染みの旋律をシャレたセンスでまとめ上げた外山の「日本民謡による組曲」はこれからも日本人ヴァイオリニストのよきレパートリーになりそうです。松島彝の「ファンタジー」も和洋折衷的な独創性が面白く、吉田隆子の「お百度詣」はかなり自由度の高いモダンな作風です。演奏も共感に満ちた素晴らしいもので、作品の真価と魅力を鮮やかに伝えてくれます。

「日本の洋楽黎明期における女性作曲家の作品のアンソロジーという明確な視座に立ち、優れた二人の女性演奏家が説得力に満ちた「音楽」へと昇華させた。  〈池辺晋一郎(作曲家)~ライナー・ノートより〉」

「日本では音楽に携わる人口は圧倒的に女性優位である。明治・大正期も女性の活躍は際立ち、幸田延・幸姉妹、三浦環、久野ひさを始め、多くの演奏家や教育者が名を遺した。しかし、これとは対照的に女性作曲家の名は見当たらない。日本人として初めて器楽曲を作曲した幸田延や、国際作曲コンクールで入賞を果した外山道子も含めて、当時の女性作曲家による作品が演奏される機会は殆どない。このCDに収録された4人の女性作曲家による作品は全て初録音である。その作品はどれも個性的で、何事にもとらわれない音楽に対する純粋なメッセージを伝えてくれる。と同時に、日本の作曲界の縮図としての一面も垣間見ることが出来る。 〈辻浩美(音楽学)~ライナー・ノートより〉」

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