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「日本弦楽三重奏の世界」~團伊玖磨、下總皖一、諸井三郎

1-2. 團伊玖磨(1924-2001)/弦楽三重奏曲 イ短調(1944)
3-13. 下總?一(1898-1962)/ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための主題と変奏(1933)
14-16. 諸井三郎(1903-1977)/弦楽三重奏曲 二長調 Op.19


菖蒲弦楽三重奏団
 【浜野孝史(ヴァイオリン)、伴野 剛(ヴィオラ)、江口心一(チェロ)】

録音:2009年5月4日、5日、神奈川県生涯学習センター ラディアン・ホール

「日本弦楽三重奏の世界」~團伊玖磨、下總皖一、諸井三郎

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3,056円 (税込)

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MITTENWALD【国内盤】

團伊玖磨(1924-2001)の弦楽三重奏曲イ短調は、そのまま詩をつけて歌に出来そうな清妙たるメロディの第1楽章、寮歌の如き質実剛健たる主題が耳に残る第2楽章を持つ。東京音楽学校に在学し、下總?一に師事していたころの作品。下總?一(1898-1962)は1932年から1934年までベルリン・ホッホシューレでパウル・ヒンデミットに学んだ。「主題と変奏」は1933のドイツ留学時代の作品である。主題と10の変奏からなり、第7変奏はカノンとなっている。下總は後にドイツ留学時代を振り返り「欧米人の音楽に対抗して私はいつも日本の民謡風の旋律を主題としたものを作って持っていった」と書いている。諸井三郎(1903-1977)は東京大学美学科在学中から自作を発表していたが、独学による限界を感じて1932年から1934年までベルリン・ホッホシューレでレオ・シュラッテンホルツに作曲を基礎から学んだ。留学後の作品群は、交響曲、協奏曲、ソナタ、弦楽作品など、旋律や律動に関わらず日本的な感性をドイツで学んだ構造美へ融合させており、諸井の創作上でも頂点とされている。「弦楽三重奏曲ニ長調Op.19」は1940年1月15日から4月13日に作曲された。皇紀2600年の記念音楽会で日本音楽界に多くの重要作が生まれた年である。祝祭ムードと戦争の影、時代の空気は諸井へも少なからず影響を与えているかもしれない。非常にテンション高く、息の長い音楽に思わず引き込まれる。(西 耕一,ライナー・ノートより抜粋)

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