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山田耕筰/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」、交響詩「暗い扉」、交響詩「曼陀羅の華」、序曲ニ長調

山田耕筰(1885-1965):
1. 序曲 ニ長調
(世界初録音)
2-5. 交響曲 ヘ長調「かちどきと平和」
6. 交響詩「暗い扉」
7. 交響詩「曼陀羅の華」


湯浅卓雄(指揮)/アルスター管弦楽団、ニュージーランド交響楽団(1のみ)

録音:2000年9月(6-7)、2001年6月(2-5)、2002年1月(1)

山田耕筰/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」、交響詩「暗い扉」、交響詩「曼陀羅の華」、序曲ニ長調

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1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

「日本の西洋音楽の父」といわれる山田耕筰(1885-1965)は、若い頃にドイツのベルリンに留学し、ヴォルフやブルッフに師事しました。滞在中に身に付けた音楽技法を駆使し、天性の豊かな感性をそそいだ本格的なオーケストラ作品を幾つか完成しましたが、このアルバムはその最初期(1912-13)の作品ばかりを集めています。冒頭の「序曲 ニ長調」は、日本人による最初の管弦楽曲とされる記念碑的な作品で、これが世界初録音となります。古典的なスタイルの4分弱の作品ながら、青春の息吹を感じさせる爽やかさと明快さは本当に素晴らしいものです。また、交響曲へ長調「かちどきと平和」も、日本人による交響曲の嚆矢となった重要な作品で、「かちどきと平和」というタイトル(あとから付けられたといわれる)とはあまりイメージにそぐわず、ドイツ・ロマン派の影響を多分に吸収した本格的な交響曲です。独自の日本的な感覚も盛り込まれており、青年山田耕筰の覇気に満ちた創作意欲が十分に結実した大変聴き応えのある作品といえるでしょう。
さらに驚くべきは、三木露風の詩に基づく交響詩「暗い扉」、斎藤佳三の詩に基づく交響詩「曼陀羅の華」の2つの姉妹作。上記の2曲からわずか1年後の作品ですが、作曲者いわく「ワーグナーの影響から脱却してR・シュトラウスの影響下でかかれた」だけあって、作風やスタイルが一変し、しなやかな流動感と叙情性が表れた立派な交響詩です。特に交響詩「曼陀羅の華」はネットリとしたロマンチシズムが堪りません。湯浅卓雄の精緻で丁寧な指揮も大いに評価されるべきでしょう。日本語解説付き。

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