伊福部昭(1914-2006):
1-3. シンフォニア・タプカーラ(1979年改訂)
4. ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ
5. SF交響ファンタジー第1番
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
エカテリーナ・サランツェヴァ(4,ピアノ)
録音:2004年5月、モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」第5スタジオ
NAXOS【香港輸入盤】
「天下無双の生命力、偉大なる伊福部サウンドの底力!」……もはや言をまたない、日本音楽史上のあまりに巨大な峰となってそびえる、伊福部昭の作品集がNAXOSレーベルから登場。並居る日本楽壇中央の俊英を押しのけてのチェレプニン賞の衝撃的受賞(1935年)以来、伊福部昭は教師として、「ゴジラ」に代表される映画音楽の大家として、何よりその圧倒的な魅力を放出する偉大な作品群によって、絶大な影響を音楽界に与え続けました。本CDでは戦後の伊福部の代表的3曲を収録。ファンにとって、伊福部昭の音楽を荒々しいロシアのオーケストラで聴いてみたいというのは、ひとつの夢ではなかったでしょうか。ロシア・フィルは野生的な骨太のサウンドでその期待に見事に応え、リトミカ・オスティナータでのサランツェヴァのピアノ・ソロも実に鮮烈。伊福部家のルーツから説き起こす片山杜秀氏の気迫の解説文も素晴らしい読み応えです。必携の1枚!