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ユーフォニアムと管弦楽のための作品集~モーツァルト、ウェーバー、チャイコフスキー、ロッゲン、バリサ

1-3. ロッゲン(1948-)/ユーフォニアムと弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調
4-6. モーツァルト/ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
(ユーフォニアムと管弦楽版)
7-9. ウェーバー/ファゴット協奏曲ヘ長調 Op.75(ユーフォニアムと管弦楽版)
10. チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番より第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」(フレッシャー編ユーフォニアムと弦楽オーケストラ版)
11-14. バリサ(1936-2007)/室内オーケストラとユーフォニアムのための狂詩曲

ローランド・フレッシャー(ユーフォニアム)
ドミニク・ロッゲン(指揮)/カペラ・イストロポリターナ

録音:2005年10月31日-11月4日、スロヴァキア、ブラティスラヴァ、モイゼス・ザール

ユーフォニアムと管弦楽のための作品集~モーツァルト、ウェーバー、チャイコフスキー、ロッゲン、バリサ

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1,273円 (税込)

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ユーフォニアムは1843年にワイマールで発明されたといわれる金管楽器で、甘く柔らかい音色を持ち、特に吹奏楽の世界では欠かせないソロ楽器です。ドイツやロシアの陸軍音楽隊では、しばしばバスーンのための作品をこの楽器で演奏するために編曲を行います。このアルバムは、そのような編曲物と2つのオリジナル作品などを組み合わせており、古典派から現在までの協奏曲を通じて、いかにユーフォニアムという楽器が広い対応力と柔軟な表現力を持っているか大いにアピールしています。モーツァルトとウェーバーのファゴット協奏曲(バスーン協奏曲)の編曲は、単にファゴットと似た音域だからというだけでなく、どこかコミカルで明るい音色、軽快で弾力のあるリズム感など、ユーフォニアムが金管とは思えないほど柔軟で魅力的な演奏をしています。古典派らしい上品で優雅な雰囲気を見事に再現しており、フレッシャーの音楽性の高さが発揮されています。フレッシャー自身がアレンジしたチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」では、ユーフォニアムの特徴である甘く豊かな響きが十分に活かされており、有名なメロディーがロマンチックに朗々と歌われています。
ここで指揮をしているドミニク・ロッゲン(1948-)は、ケンペやバーンスタイン、小澤征爾にも師事した指揮者であり、優れた作曲家としても知られています。そのロッゲンの「ユーフォニアムと弦楽と通奏低音のための協奏曲」は、タイトルの通りバロック時代の編成で、これが現代曲?と思うような格調高いバロック音楽そのものです。しかし、このアルバム自体が古典と現代の融合をテーマとしているプログラムなので、この曲もそれに相応しい内容で、聴けば聴くほど味のある美しい作品であることは間違いありません。最後のジャン・バリサ(1936-2007)は、スイスのローザンヌ出身の作曲家で、ジュネーヴ大学やローザンヌ大学で作曲科の教授を長らく務めていました。バリサの作品は日本でもたびたび演奏されていますが、「ラプソディー」は期待通りの格好いい現代作品。ミステリアスで深遠な前半から、ダイナミックに盛り上がる終楽章まで実に凝ったオーケストレーションが楽しめる佳作です。ユーフォニアムの名技を発揮する華麗なフレーズも盛り込まれており、今後ユーフォニアムにとって重要なレパートリーになることでしょう。ユーフォニアムのローランド・フレッシャーは、1977年生まれ、スイスのベルン近郊ベルプ出身で、ベルンとローザンヌの音楽院で高名なチューバ奏者ロジャー・ボボにユーフォニアムを師事しました。すでに様々な国際コンクールで入賞している期待の新人です。

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