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ニールセン/交響曲全集(3CD)

カール・ニールセン(1865-1931):

CD1:
・交響曲第1番 ト短調 Op.7 FS16
・交響曲第6番「素朴な交響曲」 FS116

CD2:
・交響曲第3番「ひろがりの交響曲」 FS60
・交響曲第2番「4つの気質」 Op.16 FS29

CD3:
・交響曲第4番「不滅」 Op.29 FS76
・交響曲第5番 Op.50 FS97


ミヒャエル・シェーンヴァント(指揮)/デンマーク国立放送交響楽団   録音:1999,2000年

ニールセン/交響曲全集(3CD)

価格:

3,310円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

デンマークを代表する作曲家カール・ニールセン(1865-1931)の交響曲全集。全く同年代のフィンランドの作曲家シベリウスの交響曲全集に比べると、演奏や録音の機会こそ少ないですが、作品の質の高さは決して劣らず、長い間不当なほど評価されていませんでした。しかし、1990年前後からベルグルンドサロネン、クチャル、ロジェストヴェンスキー、ヴァンスカ、ブロムシュテット、ブライデン・トムソン、リーバー、ボストックなど北欧の指揮者たちを中心とした交響曲全集録音が堰を切ったように一斉に行われ、さらに1970年代のオーレ・シュミットによる全集という極め付きの名盤もCD化されたりと、様々な選択肢が増え、急速に再評価されるに至りました。重厚で北欧的な寒々しい響き、厳しく荒々しい表現という点では確かにシベリウスにも似ているものの、シベリウスが大自然をメインとした壮大な音楽であるとすれば、ニールセンは人間らしい感情がより明確であり、人間性の肯定と人々をより高みへ導いていくような崇高さがあって、ベートーヴェンを思わせるものがあります。特に人気の高い第4番「不滅」は、ティンパニやスネアドラムが大活躍するたいへん情熱的な音楽で、聴くものを勇気づけてくれるような力強さが魅力。また人間の闘争を表していると言われる第5番は、高い独創性をもった傑作として注目されています。第2番「4つの気質」は標題音楽ではないという説もありますが、短気で怒りっぽい「胆汁質」、鋭く冷静、知的な「粘液質」、陰気でメランコリックな「憂鬱質」、陽気で活発な「多血質」 という人間分類を元に作られたユニークな作品です。第3番では、第2楽章で男女のヴォカリーズが使われるのがたいへん印象的で、またニールセンらしいシニカルで力強い変拍子も多用されており、あまり有名でないが不思議なほど格好いい作品です。
このシェーンヴァント(ションヴァントとも)とデンマーク国立放送交響楽団による交響曲全集は、もともとDACAPO、MARCO POLOレーベルでリリースされていましたが、晴れて?NAXOSがライセンスを取得し、廉価版として再リリースされたものです。1953年生まれのデンマーク出身の指揮者シェーンヴァントは、録音時はまだあまり知られた存在ではありませんでしたが、近頃メキメキ評価を上げて、DACAPOレーベルを中心に録音も数多くこなし、現在はデンマーク王立劇場の音楽総監督を務めています。新しく編纂されたニールセン全集版に基づいて行われた演奏であり、非常に丁寧で緻密な楷書風の演奏です。各パートのバランスが細部まで巧みにコントロールされ、音楽的にすっきりとまとめ上げています。さらにオーケストラともども自国の大作曲家の音楽への熱い共感が感じられ、劇的な躍動感や繊細な抒情性も充分。いかに作品を深く愛し、理解しているかが伝わってくる名演です。オススメ。
本来分売ですが、3枚セットにてのご提供となります。メール便も利用可能です。

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