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ヒナステラ/バレエ「エスタンシア」より、クレオール風舞曲の組曲、バレエ「バナンビ」より、オジャンタイ、ポポル・ヴー

アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
1-5. バレエ音楽「エスタンシア」Op.8 より
6-10. クレオール舞踊組曲 Op.15
(S・コーエン編管弦楽版)
11-15.バレエ音楽「パナンビ」Op.1 より
16-18. 交響的三部作「オジャンタイ」Op.17
19-26. ポポル・ヴー(マヤ世界の創造) Op.44


ジセル・ベン=ドール(指揮)/ロンドン交響楽団(1-5.11-15)、エルサレム交響楽団(6-10)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(16-26)

録音:1997年5月(1-5.11-15)、2006年11月(6-10)、2001年6月(16-26)

ヒナステラ/バレエ「エスタンシア」より、クレオール風舞曲の組曲、バレエ「バナンビ」より、オジャンタイ、ポポル・ヴー

価格:

1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

ヒナステラ(1916-83)はアルゼンチンの作曲家で、独特の作風で近年ますます人気を集めています。野性味溢れるリズムやどきつい色彩感はハチャトゥリアンやコープランドと肩を並べるほどといっても過言ではないでしょう。しかし、同時に泣かせるような美しい旋律もいっぱいあって、時に不可思議で怪しい現代的な和声を使って聴き手を翻弄してくれます。このアルバムはそのヒナステラの代表的な管弦楽曲を集めたもので、ヒナステラのスペシャリスト、ベン=ドールによる演奏も非常に優れています。
ヒナステラで最もポピュラーな作品は、何といってもバレエ「エスタンシア」でしょう。コープランドの「ロデオ」がさらに野性的になったような面白い曲で、吹奏楽の世界でも結構人気があります。また同じバレエ音楽で出世作となった「パナンビ」、インカ文明から霊感を得たミステリアスな「オジャンタイ」もそれなりに演奏機会に恵まれています。しかし、ピアノ曲として書かれた「クレオール舞踊組曲」、そして8年間の作曲期間を経てもなお未完成で終わってしまったマヤ神話をもとにする大作「ポポル・ヴー」はかなり珍しい録音です。いずれも南米らしい野性味と強烈な色彩を放つ魅力的な作品で、思わず体が動きだしてしまいそうな刺激的な音楽は、同じアルゼンチンの名産であるタンゴとはまた違う直截的かつ土俗的なエネルギーに満ちています。このベン=ドールの演奏は、ヒナステラのパイオニア的存在としてConiferレーベルから発売された頃から非常に評価が高いもので、ロンドン響との「エスタンシア」と「バナンビ」は今なおベストを争う名演。また、謎の文明が蘇るようなエキゾチックでミステリアスな「ポポル・ヴー」は、マヤの予言による終末論で騒がれている2012年に最も相応しい音楽といえるでしょう。

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