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ワインベルク/独奏チェロのための音楽全集(2CD)

ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):

CD1:
1-24. 24の前奏曲 Op.100
25-27. 無伴奏チェロ・ソナタ第1番 Op.72

CD2:
25-27. 無伴奏チェロ・ソナタ第2番 Op.86
25-27. 無伴奏チェロ・ソナタ第3番 Op.106
25-27. 無伴奏チェロ・ソナタ第4番 Op.140


ジョゼフ・フェイゲルソン(チェロ)

録音:1996年6月8-9日(CD1)、1997年11月13-14日(CD2)

ワインベルク/独奏チェロのための音楽全集(2CD)

価格:

2,291円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996)は、ポーランドのワルシャワに生まれたユダヤ系作曲家で、第二次世界大戦勃発を機にソ連に移住し、ショスタコーヴィチに認められてモスクワで活動を続けました。そしてショスタコーヴィチの強い影響を受けながら、ユダヤ音楽の要素も取り込んだ独特の新古典主義的作風の音楽を作りました。20世紀の最大の作曲家の一人とされつつも、以前はその作品を耳にすることは稀でしたが、、近年になって再評価が急速に進んでいます。
特にヴァインベルクのチェロ作品集は、最近様々なレーベルから相次いでリリースされるようになりましたが、この録音時(1996年)は、この演奏が世界初録音でした。なぜ知られていなかったかについては、ただ単に「録音が少なくて聴く機会がなかったから」に尽きるのではないでしょうか。そんなヴァインベルクの独奏チェロのための「24の前奏曲」は、名手ロストロポーヴィチに捧げられています。J・S・バッハの平均律およびショパンやショスタコーヴィチの「24の前奏曲」と同じ目的を持って書かれたもので、それはもちろん調性の関係性を探ることだけでなく、楽器の特性を深く研究し、音楽様式と技術の頂点を極めることなのは間違いありません。
1960年に書かれた「無伴奏チェロ・ソナタ第1番」は3つの楽章からなる完成度の高い傑作です。ゆったりと瞑想的な第1楽章、諧謔的とも言える第2楽章、そして爆発的な昂りを見せる第3楽章、と聴きどころたっぷり。ロシア音楽好きの間で高く評価されていたソナタです。第2番以降のソナタも高度な技術を要求する聴きごたえのある傑作ぞろい。ときおりユダヤ風の音を交えながら、厳しさと暖かさの両方を感じさせる強烈で感傷的な作品群です。これらはまさに、1台のチェロの持つ無限の可能性をとことん引き出した20世紀の名作と言えるでしょう。ロストロポーヴィチに師事し、すでに30年以上のキャリアを持つ名手フェイゲルソンによる納得の演奏です。チェロ・ファンには強くオススメ。本来分売ですが、2枚セットでのご提供となります。

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