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エルンスト/無伴奏ヴァイオリンのための重音奏法の6つの練習曲、魔王、ヴェニスの謝肉祭、ほか

ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1812-1865):
1. 魔王 Op.26
2. ロッシーニの主題による華麗な変奏曲 Op.4
3-8. 無伴奏ヴァイオリンのための重音奏法の6つの練習曲
9. フレーズの芸術 Op.16より第14番 変ニ長調
(ステファン・ヘラー原曲)
10. エレジー
11. ヴァイオリンのためのトリオ
12. ヴェニスの謝肉祭 Op.18


ヨーゼフ・シュパチェク(ヴァイオリン)、ゴードン・バック(ピアノ)

録音:2010年3月17-19日、モーンマス、ウィアストン・コンサート・ホール

エルンスト/無伴奏ヴァイオリンのための重音奏法の6つの練習曲、魔王、ヴェニスの謝肉祭、ほか

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1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

チェコのモラヴィア生まれのヴァイオリニストで作曲家でもあるハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1812-1865)は、9歳の頃からヴァイオリンを始めるもすぐに才能を発揮。ウィーン音楽院でヨーゼフ・ベームに師事し、神童と呼ばれるまでになりました。しかし14歳の時にパガニーニの演奏を聴いて衝撃を受け、超絶技巧演奏に目覚め、練習風景を見せなかったと言われるパガニーニの演奏を耳コピーするなどして苦心の末にその作品を再現し、作曲家本人の前で「ネル・コル・ピウによる変奏曲」を演奏してパガニーニを驚愕させたというエピソードが残っています。その甲斐あってエルンストはパガニーニを驚かせるほどのヴィルトォーゾとなり、ヨーロッパ中を演奏して回りました。
作曲としてもエルンストは、パガニーニを髣髴させる変奏曲や幻想曲をたくさん残しています。特に「無伴奏ヴァイオリンのための重音奏法の6つの練習曲」はあまりに難しすぎてプロでも滅多に手を出さない作品。とにかく重音だらけで、弓で弾きながらの左手でピチカートを演奏するなどパガニーニ以上の超絶技巧のオンパレード。しかし、メロディは美しく音楽性も豊かで、特に第6曲「夏の名残りのバラ(庭の千草)」は絶品!また、エルンストの作品は、有名なオペラのメロディや歌曲をトランスプリクションしたものが多く、シューベルトの歌曲を元にした「魔王」のような、凄すぎる技巧を誇示した作品も目立ちます。最後の「ヴェニスの謝肉祭」もよく知られたメロディです。
演奏しているヨセフ・シュパチェク(1986年生まれ)は、フィラデルフィアのカーティス音楽学校でジェイミー・ラレードとイダ・カヴァフィアンに、プラハ音楽院でヤロスラフ・フィルティーンに師事したチェコの新進ヴァイオリニスト。国内ではすでにプロとして活躍している彼は、すでに難曲として知られるイザイの無伴奏ソナタでCDデビューしています。そのシュパチェクは、2011年に弱冠24歳で名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の史上最年少のコンサートマスターに抜擢されただけあって、超絶技巧のオンパレードのエルンストの作品においても、強い集中力を発揮し、卓越した技巧とアグレッシブな演奏を披露しています。

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