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ワインベルク/交響曲第6番、モルダヴィアの主題による狂詩曲

ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996):
1. モルダヴィアの主題による狂詩曲 Op.47-1
2-6. 交響曲第6番 Op.79


ウラディーミル・ランデ(指揮)/サンクトペテルブルク交響楽団
グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団

録音:2010年12月、ロシア、サンクトペテルブルク、聖カサリン・ルター派教会

ワインベルク/交響曲第6番、モルダヴィアの主題による狂詩曲

価格:

1,273円 (税込)

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ミェチスワフ・ワインベルク(1919-1996)は、ポーランドのワルシャワに生まれたユダヤ系作曲家で、第二次世界大戦勃発を機にソ連に移住し、ショスタコーヴィチに認められてモスクワで活動を続けました。そしてショスタコーヴィチの強い影響を受けながら、ユダヤ音楽の要素も取り込んだ独特の新古典主義的作風の音楽を作りました。20世紀の最大の作曲家の一人とされつつも、以前はその作品を耳にすることは稀でしたが、、近年になって再評価が急速に進んでいます。
「モルダヴィアの主題によるラプソディ」は、ワインベルクが1949年(30歳)に作曲した13分ほどの管弦楽曲で、同年年11月30日にアレクサンドル・ガウク指揮、モスクワ放送交響楽団によって初演されました。物憂い風情を湛えた前半部と、興奮の坩堝と化した後半部のコントラストが見事で、演奏も切れ味が良く、かなり愉しい作品です。民謡を多用したこの「親しみやすい」作品は、当時の社会情勢の求めで書いた曲であり、必ずしもワインベルクの本意が表出されているとはいえませんが、人々の賞賛を集めたことは間違いありません。
一方の「交響曲第6番」は、1963年(44歳)に作曲した児童合唱を用いる描写的な音楽で、初演を聴いたショスタコーヴィチが大絶賛したと言われています。確かにショスタコの一連の作品を上回るほどの凶暴性を持つスケルツォは、ロシア好きでなくとも一聴の価値があります。陰鬱な表情で淡々と語る旋律と時に爆発的に盛り上がるキレの良い表現は、いかにもショスタコーヴィチによく似ており、ショスタコーヴィチがお好きな人には広く受け入れられるでしょう。この「交響曲第6番」は、ワインベルクの代表作として比較的演奏機会に恵まれており、コンドラシンやフェドセーエフによる録音も有名ですが、このランデの新録音も全く遜色のない丁寧な演奏で、正直驚くほど立派な演奏です。ウラディーミル・ランデは、レニングラード生まれのロシアの指揮者で、1980年代にはレニングラード・フィルの首席オーボエ奏者を務めていましたが、1989年にアメリカへ渡り指揮者としての研鑽を積みました。現在はサンクトペテルブルク交響楽団の首席客演指揮者を務めており、今後の活躍が期待されます。オススメ。

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