1. Ｖ・セルヴェンティ（1907-2000）／ラルゴとスケルツァンド
2. Ｒ・ドゥブニョン（1968-）／エクスキーズ
3. サン=サーンス／アレグロ・アッパッショナート（原曲：チェロ）
4. Ａ・デサンクロ（1912-71）／アリアとロンド
5-9. マラン=マレ（1656-1728）／５つのフランスの舞曲（原曲：ヴィオラ・ダ・ガンバ）
10. フォーレ(1845-1924)／夢のあとに
11-16. セルジュ・ランサン（1922-2005）／クロキス
17. マスネ(1842-1912)／タイースの瞑想曲
テオティム・ヴォアサン（コントラバス）、マテュー・アネ（ピアノ）
録音：2012年7月28-29日
ＮＢＢレコーズ【イタリア輸入盤】
テオティム・ヴァオサンは1992年生まれ。ジャン・アネに師事した後、15歳の時にパリ管弦楽団の第一主席ソリストのベルナール・カゾーランのクラスに入学。卒業後ジュネーヴの音楽院でアルベルト・ボチーニに師事し、いくつかの賞と共に卒業。その後ロンドン響のＲ・イブラギモフに師事しました。そのヴァオサンの20歳の時の演奏は、フランスの近代音楽を快活かつ流暢に歌う素晴らしいものです。セルヴェンティやドゥブニョン、デサンクロ、ランサンといった現代フランスの作曲家のレパートリーがずらりと並んだ内容は、コントラバス愛好家にとって音源としても貴重でしょう。
数年前にテオティム・ヴォアサンはジュネーヴ音楽院に私を訪ねてきた。彼と会ったのはその時が初めてだった。非常に若く、とても痩せており、青い目が笑っていた。私は彼に何か弾いてくれないかと頼んだ。彼が弾きはじめると、私はすぐに彼の奏者として、また音楽家としての桁外れた才能を明確に理解した。彼の奏法は非常に自然で、また同時に際立った個性を持っていた。はっきりとして素早い明確な演奏は目を見張らんばかりだった。（Ａ・ボチーニ氏による紹介文から抜粋）
