エンリケ・グラナドス（1867-1916）：
１～８．昔風のスペイン歌曲集（トナディーリャス）H.136（パート１）
９．歌劇「ゴイェスカス」のための間奏曲 H.71
10～12．昔風のスペイン歌曲集（トナディーリャス）H.136（パート２）
13～16．スペイン舞曲集Op.37,H.142より（アンダルーサ、オリエンタル、ビリャネスカ、ファンダンゴ）
17～19．愛の歌曲集（カンシオネス・アマトリアス）H.24より（第３，２，６曲）
ジャネット・ウィトマー（ソプラノ）、スペイン・アート・ギター・カルテット 録音：1996年6月
ＮＣＡ【ドイツ輸入盤】
グラナドスは、アルベニスと並び、スペインの国民的作曲家として名高い作曲家で優れたピアニストでもありました。グラナドスの音楽はその色濃い民族性に加えて、ロマン的な性格が強く、その繊細で甘いメロディーがとても魅力的です。パリでの留学経験のせいか、ショパンやドビュッシーの影響も見られ、「スペイン舞曲集」や「ゴイェスカス」など詩的でロマンチックなピアノ作品がよく知られています。しかし、ピアノ曲以外でも歌劇「ゴイェスカス」や「昔風のスペイン歌曲集（トナディーリャス）」や「愛の歌曲集」などがあり、とりわけ歌曲は第一級の優れた作品として高い評価を受けています。
このアルバムでは、「昔風のスペイン歌曲集（トナディーリャス）」などグラナドスの歌曲をギター・デュオの伴奏によって楽しむことができます。中でも有名な「悲しみにくれるマハ」は絶品。「「愛の歌曲集」では、ギターだけでなく、オーボエやヴァイオリンが伴奏に加わり、色彩的で艶っぽい音楽はたいそう魅力的です。また「スペイン舞曲集」からの４曲が抜群の演奏で、グラナドスの名旋律に酔わせてくれます。
スペイン・アート・ギター・カルテットは、クラウス＆ライナー・フェルドマン
