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チャイコフスキー/四季(ゲディケ編ピアノ三重奏版)、アレンスキー/ピアノ三重奏曲第1番

1~12.チャイコフスキー(1840-1893)/「四季」(A.ゲディケ編ピアノ三重奏曲版)
13~16.アレンスキー(1861-1906)/ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.32

アレンスキー三重奏団   録音:2010年12月
  【イリヤ・イオフ(Vn)、アレクセイ・マッサルスキー(Vc)、イーゴリ・ウリヤシュ(P)】

チャイコフスキー/四季(ゲディケ編ピアノ三重奏版)、アレンスキー/ピアノ三重奏曲第1番

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2,138円 (税込)

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NORTHERN FLOWERS【ロシア輸入盤】

チャイコフスキー(1840-1893)の愛らしいピアノ小品集「四季」は、12ヶ月に対応した12の小品から成っています。「四季」は季節の移ろいだけでなく、民衆の生活を描写しており、ロシアの自然と人々のしみじみした様子が連想される詩情豊かな音楽です。易しい技術と親しみやすい曲調のため、ピアノ学習者には人気のコンサートピースであり、またピアノ以外の様々な楽器(アンサンブルやオーケストラ版)でも演奏されています。ガウクによる管弦楽版はスヴェトラーノフなどロシアの指揮者たちが好んで取り上げており、室内楽版は様々な編成による版があるようですが、ここではトランペット協奏曲などでお馴染のロシアの作曲家ゲディケの編曲によるピアノ三重奏版という珍しいバージョンを用いています。中でも6月「舟歌」は、チャイコフスキーのピアノ作品の中では最も有名なものの1つで、揺れる小舟から見上げた夏の星空への陶酔がロマンティックに歌われる名曲。10月「秋の歌」も愁いのこもったロシアらしいメロディーが切なく、過ぎゆく季節をいとおしむような美しい音楽です。
アレンスキー(1861-1906)は、甘いメロディーとちょっとダークなロマンチシズムに満ちた素敵な音楽を残しており、密かなファンが多い作曲家。リムスキー=コルサコフの弟子として、またラフマニノフやグリエール、スクリャービンの教師としてロシア音楽界に重要な位置を占めているにもかかわらず、その作品は意外に取り上げられることが少ないのがちょっと不思議なほどです。とはいえ、2つのピアノ・トリオは、アレンスキーの作品の中で最も演奏の機会が多く、アレンスキーのアイデアが随所に見られる個性的な面白い作品です。当時の名チェロ奏者ダヴィドフ追悼のために書かれた「ピアノ三重奏曲第1番」は、むせ返るような濃厚なロマンティシズムが魅力ですが、不思議と甘ったるさはなく、むしろ爽やかでそこはかともなく哀しい気持ちが込められた佳曲。アレンスキー自身は酒と賭博に溺れて早死にしてしまいましたが、そんな人が作った曲だと思うと、ますます愛おしい感じがすることでしょう。

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