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ブラームス/交響曲全集(3CD)

ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
CD1:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
CD2:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
CD3:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90、交響曲第4番ホ短調 Op.98


パーヴォ・ベルグルンド(指揮)/ヨーロッパ室内管弦楽団

録音:2000年5月11-14日、バーデン・バーデン祝祭ホール(ライブ)

ブラームス/交響曲全集(3CD)

価格:

2,343円 (税込)

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ONDINE【フィンランド輸入盤】

2012年に82歳で、その生涯を閉じたフィンランドの名指揮者パーヴォ・ベルグルンド。シベリウスのスペシャリストとして絶賛を集めた名匠ですが、2000年に録音されたこのブラームスの交響曲全集は、そのユニークなアプローチのため発売当時から大いに話題になったものです。彼は同じヨーロッパ室内管弦楽団とシベリウスの交響曲全集を録音しており、こちらは引き締まった美しさと清々しさで知られていますが、このブラームスでも透明なテクスチュアが生み出す古典的な均整美が実現されています。何といってもブラームス自身が想定していた60人程度の小編成で演奏している点が最大の特徴。まるで初期の作品「セレナード第1番」や「セレナード第2番」の延長線上のような室内楽的なサウンドは、スッキリ爽やかで見通しが良く、各声部の動きがより明確に分かり、音楽の構造が浮き彫りになっています。同じ時期に客演指揮者としてしばしばこのオーケストラを指揮してブラームスを演奏していたアーノンクールの音楽作りを彷彿させるピリオド的なスタイルにも似ていますが、ベルグルンドはモダン楽器ならではの響きの豊かさとつややかさ、機能性の高さを十分に発揮しています。いわゆる伝統的なドイツらしい重厚なブラームスをお求めの方には、アッサリしすぎてスカスカに感じられるかも知れませんが、ブラームス特有の重苦しいドロドロした部分が苦手な方にはむしろピッタリ。人間臭さがあまりなく、北欧的な寒々しさと清々しさが感じられる点では、まるでシベリウスのようです。実に興味深い個性的な演奏であることは間違いなく、良くも悪くも既存のブラームス演奏とは一線を画した新鮮なアルバムです。
長らく入手困難でしたが、価格をグッと下げての再リリース盤です。厚さ2センチの薄型ボックス・ケースなので、クリックポスト(日本郵便)での発送可能です。

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