ジャン・フランセ(1912-1997):
1-4. クラリネット協奏曲(1967-1968)
5. 主題と変奏(1974)
6-10. クラリネット、ヴィオラとピアノのため三重奏曲
ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)
クリストフ=マティア・ミューラ ー(指揮)/シンシナティ・フィル(1-4)
イヴォンヌ・ラング(ピアノ,5)、アダ・マイニヒ (ヴィオラ,6-10)、ベルント・グレムザー (ピアノ,6-10)
録音:1995年5月28日、アメリカ、シンシナティ(1-4)
1992年 9月、スイス(5)、2016年4月19日、ドイツ(6-10)
PALADINO MUSIC【オーストリア輸入盤】
クラリネット奏者ドミトリー・アシュケナージが青年時代から関心を寄せているという、フランスの新古典派主義の作曲家ジャン・フランセ(1912-1997)の作品集。フランセの作品は軽妙洒脱で、同時代の作曲家たちのように無調や十二音を重視することはなく、常に流麗な響きに彩られています。アシュケナージは作品の持つ特徴を生かし、微妙に移り変わるハーモニーを意識したユーモラスな音色を聴かせます。協奏曲の伴奏を務めるのはシンナティ・フィルハーモニー・オーケストラ。あのハンス・ロットの交響曲を1989年に初演したことでも知られる、シンナティ大学の学生たちによって結成されたオーケストラです。このアルバムには1990年代に録音された2曲の他に、2016年の最新録音である「三重奏曲」を収録。アシュケナージの“現在”もお聴きいただけます。