Ｊ・Ｓ・バッハ（1685-1750）：ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
第１番ロ短調 BWV1014／第２番イ長調 BWV1015／第３番ホ長調 BWV1016
第４番ハ短調 BWV1017／第５番ヘ短調 BWV1018／第６番ト長調 BWV1019
第６番の初期稿からの４つの楽章
フランチェスコ・ドラツィオ（ヴァイオリン）、ジョルジョ・タバッコ（チェンバロ）
使用楽器：1748年、ヴェネツィアにてピエトロ・グァルネーリ製
1989年、マイケル・ジョンソン製（モデル：1767年パスカル・タスカン製）
発売：2008年
STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】
フランチェスコ・ドラツィオは、古楽から古典派やロマン派、そして現代音楽まで弾きこなし、多くの現代の作曲家からの信頼を得ているイタリア生まれのヴァイオリニスト。2007年には第51回ヴェニス・ビエンナーレ音楽祭でサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とマイケル・ナイマンのヴァイオリン協奏曲第２番と組曲「リバティーン」を協演し、話題になりました。また、近年はメジャー・レーベルのDECCAから「ブゾーニ／ヴァイオリンとピアノのための作品全集」や「メンデルスゾーン／ヴァイオリン・ソナタ全集」をリリースし好評を博しています。ジョルジオ・タバッコもイタリアの重鎮的な鍵盤奏者であり、ヴァイオリニストのエンリコ・ガッティの盟友として知られます。タバッコとドラツィオは、ともにピリオド・アンサンブル「ラストレ」のメンバーとして活動しており、このＪ・Ｓ・バッハをはじめ、ヘンデルやハイドン、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集を次々に録音し、非常に高い評価を受けている名コンビです。このＪ・Ｓ・バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集」でもヴァイオリンとチェンバロが織りなす瑞々しくも芯の通った音色に注目です。ドラツィオの演奏も優美な中にもイタリア的な情熱を秘めており、ありきたりの古臭いＪ・Ｓ・バッハ演奏とは一線を画しています。
