ミヒェル・ヴァン・フテム(カウンターテナー)
マリオ・カローリ、ミケーレ・マラスコ、ジャンパオロ・プレット、マヌエル・ズリア(フルート・ソロ)
ダニエレ・バルディーニ、マルコ・ボンテンポ、ジャンルカ・プニャローリ、レオナルド・スバッフィ(サクソフォン・ソロ)
ヨナタン・ファラッリ(パーカッション) ステファノ・ヴェントゥーリ(トータル・コーディネーション)
マルコ・アンギウス(指揮)/フルート・オーケストラ サックス・オーケストラ
録音:2000年8月26-27日、チッタ・ディ・カステッロ、ドゥオモ
STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】
イタリアの作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の「海の抑揚の研究」は、第23回チッタ・ディ・カステッロ国民フェスティヴァルの委嘱作品。104人ずつのフルートとサックス、それに打楽器とカウンターテナーの歌手を加えた総勢210人という異色の大編成で、さぞかく大音響の音楽だろうと思いきや、大半は小さな音ばかりで、歌手は静かに歌い、フルートやサックスは息の音やキーを叩く音ばかりで、むしろ謎めいた不思議な音響で緊張感いっぱいの音楽です。このアルバムは初演時のライヴ演奏で、収録時間は約40分。イタリア、フランスで非常に高く評価され、仏ディアパソン誌や仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク誌などで最高の評価を獲得しています。オーディオ的にも興味深い優秀録音です。